『PERFECT DAYS』宣伝動画がいつのまにか傑作に?

ドラマ映画

この世界は繋がってるようで、そうじゃない。それぞれ別の世界がある。

映画『PERFECT DAYS』を鑑賞しました。

『ベルリン天使の詩』のヴィム・ヴェンダース監督の作品で、本作で役所広司さんがカンヌ映画祭主演男優賞を受賞しています。

東京の下町や、日本人の丁寧な暮らしを豊かに映し出す、素晴らしい映画でした。

劇中でカーステレオから流れる音楽もまた、素晴らしいんです。

ダニー
ダニー

音楽に関する記事はこちらだよ↷

bitotabi
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今回の記事では、『PERFECT DAYS』の見どころや感想をお伝えします。

ショートムービーのつもりが…

本作は、役所広司さんが東京でトイレの清掃員を演じています。

「THE TOKYO TOILET」と書かれたつなぎを身に着けて清掃を行うんですが、この「THE TOKYO TOILET」は、TOTOとUNIQLOが共同するトイレ事業なんです。

トイレは日本が世界に誇る「おもてなし」文化の象徴。 渋谷区の17カ所で、順次公共トイレが生まれ変わっていきます。 それぞれのトイレには、 世界で活躍する16人のクリエイターに参画いただきました。 個性豊かなトイレをぜひご覧ください。

https://tokyotoilet.jp/

SNSや各所で話題になった、透けているトイレが代表的ですね。

17か所のトイレを紹介するショートムービー制作するつもりでヴィム・ベンダース監督にオファーをし、いつのまにやら長編映画になっちゃったんだそうです笑

いやー長編になっちゃってよかったですよホントに。

こんな素晴らしい映画を生み出した上に、役所広司さんがカンヌ映画祭最優秀男優賞だなんて…。

たまらないものがあります。

 



ヴィム・ベンダースの原点回帰

本作では、The Kinksの「Sunny Afternoon」という楽曲が使用されています。

この曲は、ヴィム・ヴェンダースの長編デビュー作『都市の夏』でも使用されているんです。

ヴィム・ベンダースの代表作といえば、『パリ、テキサス』、『ベルリン天使の詩』を挙げられることが多いです。

徐々に、ヴィム・ベンダースの映画では、恋や愛、結婚、家族のようなものの起伏が大きい、いわゆる映画っぽい映画が描かれるようになっていきました。

しかし、初期のヴィム・ベンダースの作品はロードムービーで何気ない男のちょっとしたドラマのようなものを描いたり、大きな出来事は起こさず、人々の表情や日常を静かに見つめたりというスタイルでした。

そのため、この曲を使うことにはかなり大きな意義があります。

バックトゥベーシック、原点回帰。

忙しない映画から、日常的で等身大の人物にスポットを当てた作品を創ろうという思いが表れているんですね。

11の物語のヴィクターとは?

本作に何度か登場する「11の物語」という小説。

姪っ子が読みながら、

「私もヴィクターみたいになっちゃうかもよ」

という意味深なセリフを吐きます。

「11の物語」 は女性作家パトリシア・ハイスミスの短編集です。

ヴィクター少年が出てくるのは「すっぽん」というお話。

少年ヴィクターは母親から「かわいい少年」のイメージを押しつけられ、不満を抱いていた。
ある日、母親が生きたすっぽんを買ってくる。
かわいいペットに夢中になるヴィクター。
しかし、それはペットではなく夕食の食材だったので、母親は包丁でさばいてサッサと調理してしまうんです。
ショックを受けたヴィクター少年は、思わず包丁で母親をブスッと刺してしまう…。

というお話なんです。

冗談だとしても、結構怖いですね。

 



下町や渋谷の美しさ

本作でストーリーや演技以外にも注目したいのが、下町や渋谷など、東京の美しい街並みです。

洗練されたTOKYO TOILETはもちろん、スカイツリーや、橋の上にあるピラミッドのようなオブジェなど、建物を実に美しく映し出しています。

コゴナダ監督の『コロンバス』のような感動がありました。

また、神社や銭湯、町の中にある木々など、昔ながらの風景もキレイに残っていることがよくわかります。

bitotabi
bitotabi

私も上京した時は、東京の緑の多さに驚いたものです。

おそらく、押上や浅草などが彼の生活圏内で、働くのは渋谷といった感じでしょう。

東京における、丁寧な暮らしがじんわりと心を温めます。

ほとんどルーティーンワークのように見える、丁寧なひげそりや丁寧な植物への水やり。

仕事終わりに寄る銭湯や、居酒屋。

そんな中にも「今」がある。小さな発見や浮き沈みがある。

だからこそ彼は、

「今度は今度、今は今」

と言ったのではないでしょうか。

 



今日の映学

最後までお読みいただきありがとうございます!

映画『PERFECT DAYS』の感想や見どころを解説しました。

bitotabi
bitotabi

役所広司さんの演技はもちろん、東京の美しさも実感できる作品です。

ダニー
ダニー

「11の物語」も要チェックだね!

 

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