ウォン・カーウァイ監督作品「恋する惑星」を鑑賞しました。
香港を舞台に若者たちのすれ違う恋模様をスタイリッシュに描き、ウォン・カーウァイ監督の名を一躍世界に知らしめた群像ラブストーリーです。
現在全国で開催中のウォン・カーウァイ4K上映特集。
しっかりと堪能しております。
今回の記事では、「恋する惑星」の見どころや、意識するとより深く作品を楽しめるポイントを解説します。
STORY
エイプリルフールに失恋した刑事223号は、振られた日から1カ月後の自分の誕生日までパイナップルの缶詰を毎日買い続けている。恋人を忘れるため、その夜出会った女に恋をしようと決めた彼は、偶然入ったバーで金髪にサングラスの女と出会う。一方、ハンバーガーショップの店員フェイは、店の常連である刑事633号あての手紙を店主から託される。それは刑事633号の元恋人からの手紙で、彼の部屋の鍵が同封されていた。彼に淡い恋心を抱くフェイは、その鍵を使って部屋に忍び込むが……。
https://eiga.com/movie/44299/
建物に注目
「恋する惑星」では、撮影された実際の建物に注目が集まりました。
重慶大厦
まずは、重慶大厦。チョンキョンマンションと呼ばれています。
1960年代に完成したビルで、マンション・安宿・多国籍な飲食店などが共存した、複合ビルになります。
その雑多で独特な雰囲気が人気を呼び、多くの観光客を集め、映画で使用されることもしばしば。
映画では前半の金城武パートの主な舞台となっています。
中環至半山自動扶梯
ポスターの撮影場所でもある、中環至半山自動扶梯は、高低差135m、全長800mを合計23基のエスカレーターで約23分かけて乗り継ぐこの長さは、世界一の長さといわれています。
ビジネス街である「中環」から、高級住宅街「半山区」をつなぐ、交通機関のようなものとなっており、そのため、通常は登りですが、出勤ラッシュ時は下りに切り替わるそうです。
映画では物語の後半、トニー・レオンパートで登場します。
ちなみに、このポスターのシーンは、映画には登場しません。
俳優陣が素敵!
「恋する惑星」では、若き俳優陣が非常に美しく、画面に映えます。
トニー・レオン
第14回香港電影金像奨と第31回金馬奨で最優秀主演男優賞しています。
演技もさることながら、甘いルックスも最高です。
白ブリーフでもカッコイイ。
フェイ・ウォン
ポスターでも可愛さは十分わかりますが、愛嬌のある話し方や動きもとてもキュートです。
踊りながらサンドイッチを作るシーンや掃除をするシーンに釘付けです。
金城武
台湾アイドル時代の主演です。
四天王と呼ばれていたのも納得。
まだ、無精ひげや、大人の色気がない、フレッシュな金城武をご堪能下さい。
このシーンに注目
最後に、2つの見どころを紹介します。
後半のスタート
後半は、「ママス・アンド・パパス」の「夢のカリフォルニア」の爆音で幕をあけます。
イントロがかかった直後、トニー・レオンとフェイ・ウォンの出会いのシーンはとにかくリズミカルでカッコいい。
また、この曲は二人にとってとても大事な意味をもつことになりますので、要チェックです。
セリフがめちゃいい
「恋する惑星」は、男女の恋愛を描いた作品という点からも、とてもロマンティックでオシャレなセリフがおおいです。
「彼女がいなくなってから、家中のものが悲しんだ」
恋人が自分の部屋を去ってから、幾日かが過ぎ、部屋の物と対話するシーンにて。
「待っている間、10ドル札を両替した」
このセリフは終盤に聞くことができます。
なぜ、10ドル札を両替したのかは、ぜひ映画を観てご確認ください。
今日の映学
最後までお読みいただきありがとうございます!
「恋する惑星」のロケ地や、俳優陣、見どころを紹介しました!
ウォン・カーウァイの世界から抜け出せません!!
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