That’s Entertainment!
映画「バンド・ワゴン」を鑑賞しました。
「巴里のアメリカ人」のビンセント・ミネリ監督作品です。
落ち目のスターがブロードウェイで友人の脚本家夫妻と組み、
ワーナー公式サイトより引用
舞台での大ヒットを目指して奮闘する、コメディタッチのミュージカル。
歌良し、ダンス良し、楽しさ満点のこの作品は、ミュージカル映画最高傑作の一つに数えられている。
主役の元スターを演じるのは、映画史上最高のダンサー、フレッド・アステア。
いつもながらに優雅で完璧な歌とダンスの魅力をあふれさせている。
シド・チャリシーを始めとする共演者と、次々とびだすナンバーの素晴らしさも、まさに驚異的。
監督のビンセント・ミネリにとっても、その才能を発揮した代表作となっている。
名作、ミュージカル映画ですね♬
今回の記事では、「バンド・ワゴン」について紹介いたします!
タイトルについて
「バンドワゴン」とは行列先頭に居る楽隊車のことで、「バンドワゴンに乗る」とは時流に乗る・多勢に与する・勝ち馬に乗るという意味の言葉です。
映画の中で、演じられる舞台のタイトルであり、時代の流れに負けずに這い上がろうとする主人公を重ねたネーミングとなっています。
ミュージカル映画スターの復活劇!
今作で心に響くのは、主人公の心や行動が前向きに変わっていく点にあります。
映画という興行に魅了された主人公は、舞台に対して当初あまりよく思っていません。
そんな落ち目の映画スターが舞台で再起をかけ、
これまでの自分の型やこだわりに捕らわれず、新境地で闘おうとする勇気の物語。
芸能を諦め、好きなことやりながら一人で生きていこうとする男が、周りに支えられながら変わっていく。
このドラマにグッときます!
「舞台の興行成績と芸術の両面で成功するんだ」というセリフはたまらないですよ。
ダンスと歌が可愛い
名作ミュージカル映画なので、ダンスと歌は素晴らしいです。
特に、序盤から登場する、「ザッツ・エンターテインメント」
可愛いし、何だか泣ける。
映画・コメディ・芸能への愛がたっぷり詰まった名曲、名演です!
ナネット・ファブレーが特に可愛い
フレッド・アステアやシド・チャリシーに比べると、かなりマイナーな俳優ですが、私は彼女の歌って踊るシーンが一番印象に残りました。
とても可愛いし、優しい友人役がとても似合っています。
愛嬌たっぷりの彼女の演技をぜひご堪能下さい!
ちょうど1時間のシーンに注目!
映画のちょうど真ん中、1時間が経ったあたりのシーンは必見です。
私がこの映画を観た目的の一つでもあります。
シド・チャリシーとフレッド・アステアが公園で踊るシーンです。
このシーン、デイミアン・チャゼル監督の「ラ・ラ・ランド」でオマージュされています。
駐車場で踊るシーンですね。
映画のストーリーにおいても、ダンスのクオリティにおいても、素晴らしい一幕です!
主演2人も素晴らしい
「雨に唄えば」でダンサーとして活躍した、シド・チャリシーが、今度はセリフもたっぷりに演じています。
タバコを吸わないのに、吸うシーンがチャーミングです。
フレッド・アステアのタップダンスもお見事ですね~。
オスカー・レバント
個人的には、つい先日「巴里のアメリカ人」を観たので、オスカー・レバントの活躍も嬉しいものがありました。
「巴里のアメリカ人」では、割とちょい役の、音楽家役でしたが、今作は3番目くらいにセリフの多い役どころ。
友人である主人公に対する、無償の愛というか、優しさがたまらない役でした!
今日の映学
最後までお読みいただきありがとうございます!
今回は「バンド・ワゴン」について紹介しました。
ドラマもミュージカルも素晴らしい!名作です!!!
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