『オーメン・ザ・ファースト』教会と反政府のおぞましい衝突

ホラー映画

新たな恐怖で信仰心を取り戻すしかない…!

映画『オーメン・ザ・ファースト』をTOHOシネマズで鑑賞しました。

1976年に公開され、今なおホラー映画のレジェンド的作品として輝く『オーメン』、のはじまりを描いた物語です。

bitotabi
bitotabi

正直、侮ってましたが、これ、かなり面白いです。

こういう名作ホラーの『ファーストもの』って、残念なことが多いじゃないですか…笑

でもね、これは違う。ダミアンが生まれた理由が、めちゃくちゃしっくりきます。

今回の記事では、映画『オーメン・ザ・ファースト』をより楽しんで鑑賞するための解説をしていきます。

多少のネタバレを含みますが、結末については話しません。

ダニー
ダニー

公式サイトのあらすじはこちらだよ。

全世界を恐怖に包み込んだレジェンド・オブ・ホラー「オーメン」、その“はじまり”の物語。 6月6日午前6時──“悪魔の子”ダミアンの誕生が迫る中、それを阻もうとする者が次々と惨たらしい死を遂げていく。 修道女になるためにローマの教会で奉仕するマーガレットは、その不可解な連続死に巻き込まれる。 やがて彼女は、恐怖で人々を支配するため、悪の化身を誕生させる教会の邪悪な陰謀を知ってしまう。 すべてを明らかにしようとするマーガレットの前に、さらなる<戦慄の真実>が待ち受けていた…

https://www.20thcenturystudios.jp/movies/omen-1st

『オーメン』を観てなくても楽しめる?

『オーメン・ザ・ファースト』は『オーメン』の前日譚になります。

じゃあ、『オーメン』を観ておかないと楽しみにくいんじゃないの?

観たことあるけど随分前だから不安だな。

という方もいらっしゃるでしょう。

でも、大丈夫です。

「ダミアン」という恐ろしい子どもが生まれた理由を語る映画だとさえインプットしておけば何とかなります。

強いて言えば、ダミアンはロバート・ソーンという外交官の養子として育ったということも覚えておくと良いでしょう。

あと、1分で『オーメン』をまとめた公式のショート動画も便利です。

bitotabi
bitotabi

私も『オーメン』を観たのはもう10年以上前になります。正直、おぼろげにしか覚えていませんでしたが、充分に楽しむことができました👍

『エクソシスト』との繋がり

私は『オーメン・ザ・ファースト』を観て、フリードキンの『エクソシスト』とかなり繋がりが強いように感じました。

『エクソシスト』の真の恐ろしさは、カウンターカルチャーの脅威に対する恐怖を描いているところにあります。

神を信じられなくなった神父、そして憑依される少女リーガン。実は、カウンターカルチャーによるキリスト教への信仰心の薄れを描いてるんですね。

『エクソシスト』が公開された1973年当時やその少し前は、世界中でカウンターカルチャーやヒッピームーブメントなど、若者による革命が起こっている時代でした。

さて、『オーメン・ザ・ファースト』の舞台は1971年のイタリアローマ

人々の信仰の薄れに対抗するために、恐怖で人々をキリスト教へ呼び戻すことを目的として、悪魔の子ダミアンを生み出すという流れで描かれています。

イタリアは1960年代末~1980年代は「鉛の時代」と呼ばれ、過激な革命運動や暴動が頻発していました。

そして、ローマのような中心地は、特にカウンターカルチャーによる影響が大きかったんです。

既存の体制を破壊することが信念であるため、キリスト教も漏れなく攻撃の対象となっていたようですね。(イタリアは宗教と政党が密接にかかわっていますので)

キリスト教への攻撃は、そのまま政府や社会に対する攻撃に繋がると思われていたわけです。

 



現在のイタリアの危うさを描く

私は、『オーメン・ザ・ファースト』は現在のイタリアの危うさもまた描いているのではないかと思います。

現在、イタリアでは「イタリアの同胞」というファシズムの流れを汲む、極右政党が政権を握っています。

党首であり現在イタリアの首相でもあるジョルジャ・メローニ

中絶、安楽死、同性カップルのパートナーシップ、同性結婚、子育てに反対し、代わりに核家族は男性と女性のペアによってのみ運営されるべき、移民規制の強化などを主張しており、「欧州で最も危険な女」と呼ばれるほど。

一方で、イタリアの現在の不況を防ぐことができるのはメロー二しかいないと、国内では支持を得ています。

イタリアという国は、彼女のようなパワフルさを求めているフェーズなのかもしれませんが、いつか映画のような暴動が起こるのではないかと心配です。

 



『オーメン・ザ・ファースト』の怖さは?

怖さに関しては、ぶっちゃけそんなにです。中の上といったところ。

特殊効果のねっちょり感は、かなり楽しめます。エグイです。

時々ジャンプスケアもあります。

怖さよりも、上記の歴史的背景や、危うさの描き方が面白いんですよ。

あとは、人間のおぞましさもじっとりと描いています。後味悪くてたまりません。

今日の映学

最後までお読みいただきありがとうございます!

映画『オーメン・ザ・ファースト』について解説しました。

bitotabi
bitotabi

カウンターカルチャーについて興味のある人はぜひ観てほしい作品です。

ダニー
ダニー

『エクソシスト』と比べるとより一層面白いよ!

 

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