『吸血鬼』これは夢か、現実か…

ホラー映画

映画『吸血鬼』(1931)をシネリーブルで鑑賞しました。

デンマークの映画監督カール・テオドア・ドライヤー(1889~1968)による白黒作品。

2024年1月現在、シネリーブルにて開催されている特集上映「カール・テオドア・ドライヤー セレクション vol.2」の作品の一つです。

https://ttcg.jp/cinelibre_umeda/movie/1050300.html
bitotabi
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私にとって初めてのカール・テオドア・ドライヤー作品でした。

ダニー
ダニー

カール・テオドア・ドライヤーってどんな人なの?

カール・テオドア・ドライヤーは、世界中の映画ファンに愛される監督で、映画の作り手にも、多大なる影響を与えてきました。

19世紀末にデンマークで生まれ、常に独創的で革新的な作品を生み出しながら、一貫して人間、特に女性の心の真髄をフィルムで捉え続けた、世界映画史が誇る孤高の映画作家カール・テオドア・ドライヤー。 ジャン=リュック・ゴダール、フランソワ・トリュフォー、イングマール・ベルイマンなどの巨匠たちからアルノー・デプレシャン、ギャスパー・ノエといった現代の先鋭たちにまで多大なる影響を与え世代を超え敬愛されています。
大戦が二度起き変革の渦中の時代にあっても粛々と映画制作に情熱を注ぎ、79年の生涯で長編14作品を発表。被写体を見つめ、モノクロームの世界を巧みに操り、新たな映画芸術の可能性を示し続けてきました。

https://ttcg.jp/cinelibre_umeda/movie/1050300.html

私がシネリーブルでゲットしたチラシにも、フリードキンギレルモ・デル・トロタル・ベーラのコメントが掲載されていました。

『奇跡』は、私が深く恩義を感じている作品だ。あの見事な復活のシーンは、『エクソシスト』にインスピレーションと勇気を与えてくれた。byウィリアム・フリードキン

カメラが映画の登場人物になる。目撃者である以上に、物語の中へ積極的に参加している。それゆえに『吸血鬼』は深く映画的なのだ。byギレルモ・デル・トロ

私にとって『裁かるゝジャンヌ』は、本物の映画であり、純粋な映画である。あなたは映画の本質を見ることができる。映画とは何かがわかる。byタル・ベーラ

 



実際に本作を観た率直な感想ですが、今の私には分かりにくい部分が多かったです…。

めちゃくちゃ没頭できたし面白いかったんですけどね。でも、え、今のどういうこと?ってなっちゃうことが何度かありました。

ドライヤー監督の『吸血鬼』は、演劇的な部分をなるべくそぎ落としているような印象で、セリフやダイナミックな演技が少なく、ストーリーがややわかりにくいんです。

上記の監督コメントで分かる通り、作り手が感じる映画の本質的な部分や撮影技法に、素晴らしい点が特に含まれているのだと思います。

なので、私の感想は、ちょっぴり薄いものになっちゃうことをご了承ください。

まず、私も大好きなフリードキン監督が影響を受けたのだろうなというのは、かなり強く感じました。

吸血鬼は人を操る、吸血鬼は悪魔の手先のような存在であるという設定が、『エクソシスト』を彷彿とさせます。

また、『エクソシスト』で有名な、悪魔の顔のサブリミナル演出。あれも、『吸血鬼』で使われていたことに、非常に驚きました。

古い映画ということもあって、そこまで怖くはないんですが、そういった演出や、吸血鬼に襲われた後の女性の表情等は、強烈なインパクトがありますね。

あと、影の演出や、身体を透けてみせる撮影技法、いったいどうやっているのか…。めちゃくちゃ気になりました。今だったらCGで簡単にできるんでしょうけど、当時はそんなものないですもんね。

bitotabi
bitotabi

最後までお読みいただきありがとうございます!

映画『吸血鬼』の感想をお伝えしました。

何だかクセになりそうな、魅惑的な映画体験でした。

ダニー
ダニー

他の作品も観てみたいね。

 

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