スラッシャーよりもドラマ寄り?「PIGGY」

ドラマ映画

いつも間違えそうで怖いの

映画「PIGGY」を鑑賞しました。

「最高の夏、じゃない。」のポスタービジュアルに惹かれてしまいました。

強烈でしょ?

とんでもなくクレイジーな予感がしますでしょ?

宣伝動画もあまり劇場では流れず、公式サイトの情報も薄め。

内容をほとんど知らず、このポスターだけを頼りにして、観に行きました。

感想としては、

bitotabi
bitotabi

あれ、意外と…!

って感じだったんです!

ダニー
ダニー

意外と何なの?!

今回の記事では、「PIGGY」の作品紹介と、意外な感想についてお伝えしていきます。

作品紹介

STORY:スペインの田舎町。 ティーンエイジャーのサラはクラスメイトからの執拗なイジメに苦しんでいた。両親や弟からも理解されず、家の中でも居場所を見つけられないサラはヘッドホンに頭をうずめて自分の気持ちを閉じこめる日々を送っていた。 ある日、あまりの暑さにひとりで地元のプールへと出かけたサラは、怪しげな謎の男と、3人のクラスメイトと鉢合わせてしまう。 再びクラスメイトたちのイジメの標的となるサラ。 しかし、その帰り道、恐ろしい現場に遭遇する。それは、血まみれになった3人のいじめっ子たちが、謎の男の車に拉致され、連れ去られるところだった…。

作品概要:監督はTV業界でキャリアを積んだ実力派で、初監督の短編映画『The Blondes』は世界各国137以上もの映画祭に出品されたカルロタ・ペレダ。主演のラウラ・ガランは主に舞台で経験を積み、テリー・ギリアム監督『テリー・ギリアムのドン・キホーテ』(2018年)で長編初出演を果たす。本作『PIGGY』ではスペインのアカデミー賞と呼ばれる名高いゴヤ賞で最優秀新人女優賞を受賞。サラの母親役にはペドロ・アルモドバル監督作、『トーク・トゥ・ハー』(2002年)、『抱擁のかけら』(2009年)、『私が生きる肌』(2011年)などに出演し、超人気テレビシリーズ「Aída」で主演を務め、スペインテレビアカデミー賞を受賞した〝スペインで最も愛される女優〟のカルメン・マチ。 この夏、最もブルータルなリベンジホラーが上陸する!

「PIGGY」公式サイトより引用

スペインの映画ですね。

原題のCERDITAはスペイン語で豚の意味です。PIGGYは子豚。

主人公のサラちゃんは子豚ちゃんという呼び名で、同級生からいじめられています。

そんなサラちゃんを演じるラウラ・ガランは、何と37歳!

ティーンエイジャーの少女を演じているのには驚くばかりです。

個人的に気になるのは、リベンジホラーという売り文句

bitotabi
bitotabi

これに騙されました…。

書いた人この映画観たんですかね?笑

 



リベンジホラーではない!

私は本作をリベンジホラーだとは思いません

スラッシャーシーンもほとんどないので、そういったスリラー系映画とも違う。

ダニー
ダニー

スリラーでもないの?じゃあどんな映画?

どちらかというと、閉鎖的な村における、ジュブナイル的な要素を含んだ映画のように思います。

主人公のサラちゃんは、間違うことが怖くって、人とまともに会話できないし、半分引きこもりのような生活をしています。

父母に言われるがまま、勉強とお店の手伝いをしている暗い女の子です。

そんな彼女の身近で、いじめっ子同級生の失踪事件が起きちゃいます。

しかも彼女は、村の誰よりも、その事件の実態を把握している。

その渦中で、犯人を素敵に感じてしまったり、家族を煩わしく思ったり、かつての友だちとの関りについて触れるんですね。

ああいった、閉鎖的な田舎の村では、よほどのことが起こらないと、一歩を踏み出す勇気がでず受け身になってしまうのかもしれない。

そんなことを感じさせられる映画でした。

bitotabi
bitotabi

「悪魔のいけにえ」よりも「スタンドバイミー」に近い映画だったと、私は思います。

髪を食べるクセ

サラちゃんは髪を口にいれてハムハムしてしまうクセがある女の子でした。

これは、子どもが爪を噛んだり、指をしゃぶったりするのと一緒で、不安を感じたり、緊張していたり、落ち着かない心理状態の時に出てしまうものだそうです。

病的なものではないのですが、サラちゃんは同級生が近づくだけでこのクセが出ていたので、彼らに対してよほどプレッシャーを感じていたということがわかりますね。

また、家族の前でもしてしまっていたので、家の中でも落ち着かない心理状態であったことがうかがえます。

そういったことを知ってこの映画を観ると、結末の見え方や監督の思いが伝わってくるのではないでしょうか。

今日の映学

最後までお読みいただきありがとうございます!

「PIGGY」の感想をお伝えしました。

bitotabi
bitotabi

スラッシャーものやリベンジものだと思って観ると、肩透かしをくらいますが、少女の心情を描くドラマとしてはなかなか面白い作品です。

ダニー
ダニー

「スタンドバイミー」と「13日の金曜日」の間くらいだと思って観てね。

 

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