給食は、楽しく食べなきゃ。
映画『おいしい給食 Road to イカメシ』を鑑賞しました。
私はこの『おいしい給食』のシリーズが大好き。
もうね、とにかく面白いんですよ。
笑えます。
主演は市原隼人さんなんですが、すっごく見え方が変わりますよ。
こんなコメディできたんだ!って感じ。
『リリイシュシュ』の繊細な少年でもなく、『ルーキーズ』の不良野球少年でもない。
キレキレでとてつもなくコミカルな印象に変わるはずです。
「中学校の給食をいかに美味しく食べるか」というのがメインテーマで、これまでのテレビシリーズもも映画もどれも大変面白い。
しかし、本作はシリーズの中でも特に、感動的な要素も加わっているんです。
これまでの作品でも、何かしらドラマチックな要素はあったんですが、本作は間違いなくシリーズ随一。
もちろん、ドラマ主体な訳ではなく、コメディ主体です。
でも、結構大事なことも教えてくれる。
単純にパワーアップしているなと感じました。今までの物語の中で、最も見ごたえはあったかもしれません。
公式サイトのあらすじはこんな感じだよ。
給食をこよなく愛する中学教師、甘利田幸男。自由奔放な発想で独自の給食道を歩む生徒、粒來ケン。平成に突入しても二人の闘いは続く。天上天下唯我独尊・ブレない男、甘利田幸男を演じるのは、言わずと知れた主演・市原隼人。甘利田が教育係を務める女教師に大原優乃。甘利田を完膚なきまでに打ちのめす食のライバル生徒を演じるのは田澤泰粋。他に栄信、いとうまい子、六平直政、高畑淳子、小堺一機らお馴染みのレギュラー陣が勢揃いするほか、新たに石黒賢が参戦! 泣いて笑って、おなかがすいて、老若男女が楽しめる、極上の給食スペクタクルコメディがここに誕生!!
https://oishi-kyushoku3-movie.com/
シリーズきっての感動作
本作は、シリーズきっての感動がありました。
作品を通して伝えたいメッセージが、かなり強いんですよね。
「給食とはかくあるべきか」という。
舞台は1989年なんですが、この頃って日本は今と同じように飽食で、残食が結構問題になっていたんですよ。
映画のストーリーでは、町長が残食を無くすために、黙って給食を食べるように命じたり、戦後の給食を食べさせたりするんです。脱脂粉乳とかパサパサのパンとかですね。
しかも、その様子を一緒に撮影することで、世間にアピールする。
で、これに対して主人公甘利田と生徒たちは反対すると。
不味いものを食べさせたって、黙々と食べさせられたって、フードロスは解決しない。
おいしい給食を、楽しくワイワイ食べるから、よりおいしくなるのだと。
コロナ禍で、黙食って割とスタンダードになりましたよね。今でもそのままの学校も多いのではないかと思います。
確かに、食べることに集中することも大事です。生産者に感謝する気持ちも。
でも、楽しまずに、何なら嫌な思いをしながら食べてもらって、はたして生産者は嬉しいのでしょうか。
また、このような一方的な子どもたちに対する押し付けを政治利用するなんてもってのほか。
そういった食事に対する力強いメッセージが込められているように感じました。
まさに『おいしい給食』。タイトルを体現するような素晴らしいストーリーでした。
そして、心に響く名言の数々も見逃せませんので、いくつか紹介します。
心に響く名言
「子どもたちが無理して食べても、難民は何も救われない」
世の中には食べたくても食べられない人がいるのに残食が多すぎると街頭演説をする町長に対して天利田が放つセリフです。
確かにその通りですよね…。好き嫌いとか、お残しをする子どもに対してつい言ってしまいそうになりますが、よくよく考えたらその通り。
「豊かさとは、他人の自由を尊重するということだ」
これも町長に対するセリフ。
食の豊かさとは一体何なのか。人間の心の豊かさとは一体何なのか。非常に考えさせられるセリフでした。
「子どもがまだ食ってる途中でしょうが!」
北海道編でこのセリフが聞けてよかった!名ドラマ『北の国から』のオマージュですね。
コミカルかつ感動的なこのセリフは、本作にぴったりだったと思います。
その他見どころ
その他の見どころを紹介します。
まずは、中学生を演じた子どもたちが素直でカワイイ。
『おいしい給食』シリーズすべてに言えることですね。本作でもそれは裏切りません。
いただきますの前の「せーの」がたまりませんでした。
あと、大原優乃さんもめちゃくちゃカワイイ。
すべての男性がノックアウトされちゃうと思います笑
懐かしい描写が数多く出てくるところもいいですね。
先ほどの『北の国から』もそうですが、ホッピングとかルービックキューブ、ヨーヨー、ローラースケートなんかも出てきて、89年前後に少年少女だった人にはたまらないと思います。
北海道独特の給食文化が出てくるのも見逃せない。
給食にイカメシやザンギが出たりするのは、目に美味しいし、羨ましいなと思いました。
あと、牛乳を温めて飲むのは、今でもあるのでしょうか?気になります。
そして最後は何といっても、市原隼人さんのコミカルな演技と、キレキレの動きですね。
給食前のダンスはもちろんのこと、今回は酔拳まで披露しています。
市原隼人さんのアクション作品、観てみたいです。
今日の映学
最後までお読みいただきありがとうございます!
映画『おいしい給食 Road to イカメシ』について感想や見どころをお伝えしました。
シリーズきっての感動、ぜひご覧ください!
ドラマもとってもオススメだよ!Amazon Prime Videoで観放題!
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