『街のあかり』敗れに敗れたその先に…

ドラマ映画

映画『街のあかり』をAmazon Prime Videoで鑑賞しました。

本作はフィンランドの巨匠アキ・カウリスマキによる2006年の作品です。

bitotabi
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最新作『枯れ葉』を観てからというもの、アキ・カウリスマキの世界にハマってしまいました。

ダニー
ダニー

アキ・カウリスマキはこんな監督だよ↓

社会の底辺に属する労働者や失業者を主人公に据え、踏みにじられる人間性とその回復を描くことが多い。恋愛・犯罪・死・旅・音楽といった古き良き映画の娯楽要素を受け継ぎつつ、大仰な演技や劇的なセリフ回しを排して等身大に演出するのが持ち味。飄々としながらも血の通った人間賛歌を天性のユーモアで成立させている。ロケーション撮影を多用して描かれる、フィンランドの庶民的な風俗・風景も見どころ。

Wikipediaより引用

結構大変な目に合っているのに、ユーモラスな世界で包み込むことによって、笑いに昇華しているんですよね。

また、アキ・カウリスマキ作品の多くは、男女が出会い、発展していくパターンになっています。

 



街のあかり』は、敗者三部作と呼ばれる作品です。

個人的には『マッチ工場の少女』と並んで苦手な作品。

アキ・カウリスマキ監督定番の、ボーイ・ミーツ・ガールの流れではあるものの、本作は女性に難があるですよ。

一言でいうと、恋愛詐欺師的な役なんです。

敗者三部作は、「敗者」と聞いてネガティブなイメージを持ってしまうんですが、『過去のない男』と『浮き雲』はかなりハッピーな終わり方をします。

『街のあかり』はそうじゃない。

敗れに敗れて、エンドロールを迎えます。

もちろん、一筋の光のようなものはあるんですが、それに対する代償があまりにも大きく、どちらかというと心を痛めて終わる。

だから私は少し苦手なんです。

詐欺師であろうと、女性に惹かれて恋をしたことによって、無機質でヘンテコな男が人間らしさとか生きる喜びを獲得した。だからたとえ騙されていたとしても、彼女に罪を着せることはしない。そういうハードボイルドな雰囲気も感じます。



最後までお読みいただきありがとうございます!

映画『街のあかり』について解説しました。

bitotabi
bitotabi

アキ・カウリスマキ作品の中では、かなり重めの作品です。

ダニー
ダニー

Amazon Prime Videoで観られるよ♬

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