「JOKER」という映画をご存じでしょうか。
2019年に公開され、世界中で大ヒットした作品です。
今回は映画「JOKER」のすごいポイントを4つの視点でクリティカルに解説します!
結論
「出演者がすごい」
「オマージュがすごい」
「弱い者の心を揺さぶるストーリーがすごい」
「多くの鑑賞者を集めた、畑選びがすごい」
です。簡単に映画の概要を説明してから解説します。
JOKERとは
売れないコメディアンのアーサー・フレックが暴漢に遭遇したのは、ゴッサムシティの街を道化姿でさまよっていたときだった。社会から見捨てられたアーサーは徐々に狂気への坂を転落してゆき、やがてジョーカーという名のカリスマ的な犯罪者へと変貌を遂げる。Amazon Prime Videoより引用
それでは4つの視点で解説していきましょう。
「出演者がすごい」
主演アーサーを務めるのは「ホアキン・フェニックス」です。
かれはかつてスタンドバイミーという超名作の「リバー・フェニックス」の弟です。その美しさと、若くして亡くなったという点でカリスマ的な魅力があります。今なおファンは多いはずです。
ホアキン・フェニックスは、私生活においてもカリスマ的な兄に対し、自分を陰のような存在だと感じていたからこそ、JOKERという役がはまったのかもしれません。
また、映画をご覧になられた方はわかると思いますが、めっちゃ細いです。彼は本来、少し太った役や普通体型の役が多い印象です。
ストイックな役作りはまるでデニーロアプローチです。
そしてJOKERには「ロバート・デニーロ」も出演しています。
彼が出ているからこそ、ホアキンの細さや、オマージュが抜群に映えます。
「オマージュがすごい」
「ロバート・デニーロ」の代表作「キングオブコメディ」と「タクシードライバー」のオマージュがふんだんに込められています。
デニーロの役はキングオブコメディの内容と非常によく似ています。円熟したデニーロが今度は司会者側で演じる。何とも感慨深いです。
タクシードライバーの銃を構えるシーンや、銃を撃つマネをするシーンは本当にそっくり。また、ホアキンの体型そのものがタクシードライバーの主人公と同じです。
まだ観たことのない人はぜひ!
「弱い者の心を揺さぶるストーリーがすごい」
ホアキン演じるアーサーは社会的にとても弱い立場です。肉体的な仕事や障害を抱えながら、母の介護をする日々です。
そんな人間が悪のインフルエンサーになるまでを描く、これまでになかったサクセスストーリー。奇しくも共感や興奮を集めてしまう訳ですね…。
また、映画の中でJOKERに賛同する人々にも注目。自分からは動き出せない、心の弱さが垣間見られます。特に電車のシーンは注目。みんなが動いてから動く、流行っているからフォローする。そんな名シーンです。
「多くの鑑賞者を集めた、畑選びがすごい」
こちらが最大のヒット理由です。ブログで解説します。
Twitterを観ればよくわかりますが、今映画ファンは、MCUやDC好きと、それ以外の真っ二つに分かれています。
「JOKER」はバットマンシリーズという点と、ホアキンやデニーロ、そして重厚なテーマをもって、どちらのファンも集めることができました。
こんなに中道的で、どちらも満足させた映画はこれまであったでしょうか。
少なくとも、ダークナイト以来だと私は思います。
最後までお読みいただきありがとうございます!
バッドマンシリーズには魔性の魅力がありますね…。
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