【インセプション】ノーランの世界を徹底考察

SF映画

クリストファー・ノーラン監督作品「インセプション」

クリストファー・ノーラン監督作品である上に、その難解なストーリーから好みの分かれる作品です。

私は、大好きです。

町山智浩さんの解説を聞きながら、「インセプション」を再鑑賞しました。

管理人
管理人

細かいポイントや、こぼれ話を知ることができましたので、詳しく解説させていただきます!

今回の記事にはネタバレが多く含まれますので、未鑑賞の人はご注意ください!

映画作りがモチーフ

インセプションは表向きは、夢に入り込み、記憶の植替え(インセプション)を試みるというお話です。

しかし、実は「映画作り」をモチーフしていることをご存じでしょうか。

それが、登場人物に大きく表れています。

ディカプリオ=監督
渡辺謙=スポンサー
ジョセフゴードン=プロデューサー

まずこの3人がそろい、次々とや脚本家(設計士)や特殊効果(偽装師)などを仲間にしていくといった構成になっています。

ディカプリオ=ノーラン監督

特に、ディカプリオは、ノーラン監督っぽさが色濃く出ています。

まず、見た目がそっくりです。

髪型や無精ひげ、服装まで、かなりノーラン監督自身に寄せています。

ノーラン監督は、自身にそっくりな役を映画に登場させる傾向が強いです。

妻との関係も投影している

また、ノーラン監督の妻である、エマ・トーマスは、プロデューサーとして、ノーラン監督作品に関わっています。

ディカプリオ演じる主人公と奥さんが、一緒に街を作ったことは、
ノーランが奥さんと映画を作っていることのメタファーとなっているわけですね!

しかし、ノーラン監督の作品は、ほとんど奥さんが死んでるパターンが多い笑

登場人物の名前に込められた意味

登場人物の名前にも仕掛けやメッセージがあります。

ここでは妻「モル」とヒロイン「アリアドネ」に関する名前の秘密を紹介。

モル

妻の名前は日本語字幕では「モル」と表記されていますが、Mal Cobbで「マル」とも表せます。

この「マル」は、「マルウェア」を意味しているのです。

マルウェア」は、ウイルスを含む、あらゆる種類の悪意のあるソフトウェアの総称です。コンピューターウイルスや不正プログラムもこれに含まれます。

亡き妻は、ディカプリオ演じる主人公が抱えるバグの1つのようなもので、何度も夢の中に現れ、ミッションの邪魔をします。

夢という仮想の世界における、害的な要素であると意識すると、登場シーンの見え方が変わってきますよ!

アリアドネ

「設計士」として、夢の世界のデザインを担当する「アリアドネ」はギリシャ神話に登場する女神「アリアドネー」からとっています。

彼女は初めて登場するシーンで、迷路を描かされます。

ギリシャ神話の「アリアドネー」は、テセウスが迷宮より脱出する手助けをしたことで知られます。

面白い仕掛けですね!

難解なストーリーの道標

「インセプション」のストーリーは複雑ですが、以下のポイントを意識しすれば、物語の迷子になりにくくなるはずです。

困ったら指を見ろ!

困ったら、主人公の左手に注目しましょう。

ディカプリオ演じる主人公が左手に指輪をつけているのは、全て夢の中です。

上手く見えないように仕掛けられていますが、これが分かっているだけでも、かなりわかりやすくなるはずです。

マイケル・ケインの登場シーン

妻のお父さん、主人公の義父を演じる「マイケル・ケイン

彼の出演シーンは全て現実です。

これは、マイケル・ケイン自身がノーラン監督に、

「このシーンはなの?現実なの?」と尋ねた際、

「ケインさんが出るシーンは全て現実ですよ」と答えられたそうなので、

間違いなさそうです!

と、いうことは…???

ノーランにとってのインセプション

最後に、ノーラン監督にとってインセプションがどういう作品であるかを解説します。

ノーランはインセプションが嫌い

「インセプション」は、全世界で8億2,800万ドル以上の興行収入を記録し、2010年の興行収入ランキングで4位とり、第83回アカデミー賞では作品賞、脚本賞などの8部門にノミネートされ、撮影賞、視覚効果賞、音響編集賞、録音賞を受賞しました。

大成功を収めたと言える本作ですが、ノーラン監督はインセプションがあまり好きではないそうです。

というのも、ノーラン監督は、スマホや仮想空間、ハイテクノロジーが苦手で、ほとんど使いません。

撮影中も現場はスマホ禁止なのだとか。

そういったテクノロジーに染まると、みんな不幸になってしまうという思いを本作に込めたのですが、逆に素晴らしいSF作品として大ヒット。

実際、作中で、主人公の奥さんは、夢と現実の区別がつかなくなり不幸な道を辿っていますよね。

ちなみに、アリアドネの設計の練習シーンはマトリックスそっくりで、アンチマトリックス(のような世界)の思いが込められているのだとか。

ちなみに、SFXを多用しており、CGもほとんど使っていません。

「エルム街の悪夢」からヒントを得た

ノーラン監督は、今作のアイデアを「エルム街の悪夢」のテレビ放送版から得たそうです。

テレビ版の「エルム街の悪夢」では、夢の中でもフレディが出てきて、夢から覚められないという設定だそうです。

その設定を切り取って、「インセプション」の夢の中で夢を見るという設定を作りました。

本当にノーラン監督のアンテナというか、幅広さや知識には脱帽です…。

今日の映学

最後までお読みいただきありがとうございます!

管理人
管理人

クリストファー・ノーラン監督作品「インセプション」について解説しました。
一度観たことがある方も、ぜひ上記のポイントを踏まえて再鑑賞してみてください!!

「インセプション」はアマゾンプライムビデオで観ることができます!

  

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