今読みたい「陽だまりの樹」

漫画・アニメ

漫画「陽だまりの樹」をご存じでしょうか。

手塚治虫の作品です。医療と侍をテーマとした作品なのですが、これが実に面白い。

読み始めた理由と、作品の解説、今読むべき理由を解説します。

陽だまりの樹とは

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江戸時代から明治時代へ……日本の一大転換期を舞台に、その時代を全力で駆け抜けた若者たちの姿を描いた大河ドラマです。
青年武士・伊武谷万二郎は、剣豪・千葉周作の道場へ入門しましたが、入門三日目に千葉周作は死亡。その通夜の席でいざこざを起こし、兄弟子の清河八郎と決闘することになってしまいます。そしてけがをした万二郎の手当てをしたのは、同じ小石川で開業している蘭方医・手塚良仙の息子の良庵でした。
これがふたりの運命の出会いでした。武士という滅びゆく生き方を貫ぬこうとする伊武谷万二郎。無知や迷信と闘いながら近代医学の道を切り開こうと努力する良庵。
彼らは、まるで反対の生き方を選びますが、なぜかウマが合い、同じ女性を慕い、それぞれに、激動の時代を必死で生きていくのでした。
https://tezukaosamu.net/jp/manga/380.html

1986年に完結した作品となります。後期の作品ですね。

事実や実在の人物をベースにした展開が多く観られ、「アドルフに告ぐ」同様、かなりの資料を読み込みながら緻密に描かれた作品であることが伺えます。

物語の主人公の一人、「手塚良庵(良仙)」は手塚治虫の曾祖父にあたる人物。ある医師の研究論文から偶然つながり、この名作が生まれたという点も驚きです。

私が今作を読みはじめたきっかけ

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尊敬する友人が手塚作品で最もおすすめしたい作品に「陽だまりの樹」をあげたことがきっかけです。

また、Twitterでも手塚作品について会話が盛り上がった際、「『陽だまりの樹』はおすすめ。BJを観る目が変わって面白い」という意見をいただきました。

私はBJが大好きな作品なので、興味を駆り立てられ、読むこととなりました。

今読みたい!その理由は…

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今作、「種痘」という予防接種が登場します。種痘は、牛痘というよく似た病気に感染した人の膿を人に接種するというものです。

蘭学よりも漢方のほうが支持されていた当時の日本では「牛になる」という人もいるほど、信頼されていなかったよう。

「感染拡大を防ぐために、なんとか予防接種をすすめたい」そんな蘭学医師たちの熱い闘いが描かれています。

今の状況と、よく似ていませんか。未知のものと向き合う恐怖、それに立ち向かう勇気、マイノリティの奮闘を感じることができます。

最後までお読みいただきありがとうございます!

やや古い作品ですが、今はメルカリやアマゾンで簡単に手に入りますので、ぜひ!一緒に読みましょう。(私もまだ序盤です)

 

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