「フランケンシュタイン」1931年版をアマゾンプライムで観ました。
ゴシックホラーのモンスターにおいて、吸血鬼にならんでもっともメジャーなもののひとつではないでしょうか。
今作、とっても悲しいんですよ…。
ただモンスターが暴れ回る類のものではないんですよね。
今回の記事では、「フランケンシュタイン」について解説します!
ホラー映画好きだけど、みたことがない人はぜひ!
STORY
新たなる生命の復活を試みる二人の科学者ヘンリー・フランケンシュタインとその助手。実験用の死体を求めて墓を暴き、脳標本を大学から盗み、遂に嵐の夜、雷の電撃を利用し自ら発明した生命の復活光線実験を試みた。イッツ・アッライブ!、感情も知能も無い凶暴な怪物の誕生である。
Amazon Prime Videoより引用
こちらの作品はAmazon Prime Videoで観られます。
古いからこそ
本作、非常に古いのです。1931年。90年前ですね。しっかり白黒映画です。
しかしながら、こういった古き良きユニバーサルの、オカルトやSF作品には、絶妙な近未来感やクレイジー感があります。
不思議ですね。
「透明人間」なんかもいい雰囲気です。
古いからこそ、未来への憧れや科学への魅力が詰まっているような気がしますね。
the monster
さて、こちらの作品、何度もリメイクされているので、大まかな内容はご存じの方が多いと思います。
「フランケンシュタインはあのモンスターではなく、博士の名前なんだよ」という豆知識をよく耳にします。
ではあの大男は何と呼ばれているのかというと、「the monster」と呼ばれていました。
ちなみに、続編の花嫁モンスターは「bride」と呼ばれます。
何とも無機質で、悲しい感じです。
悲しすぎるホラー映画
感想を結論から言うと、あまり再鑑賞はしたくないです。
理由は、「the monster」があまりに不憫だからです。
フランケンシュタイン氏が興味本位で死体から人を蘇らせ、あげく放置され、人々に追われ、最後まで不幸に見舞われる。
作者のメッセージにあるのかどうかは不明ですが、子育てや、ハンディを抱えた人に対する世の中の扱い、といったあたりが隠喩されているのではないかと思います。
少なくとも私はそういった印象を受け、悲しい気持ちになりました。
ホラー映画の代表的な作品ですが、怖さはほとんどないです。
ただ悲しい。
そのもの悲しさ、切なさは強烈に印象に残ります。
今日の映学
最後までお読みいただきありがとうございます!
悲しいメッセージのある映画なんだね。
ホラー映画には多くの場合、隠されたメッセージが存在します。
多面的にとらえたいものです。よければこちらもご覧ください。
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