欧米系のホラー作品の中から、超常現象(スーパーナチュラル)に焦点を当てた10作品を選出しました。
人間の狂気や異常性を描いたサイコホラーは今回は除外します。
例えば『羊たちの沈黙』や『サイコ』、『悪魔のいけにえ』などは間違いなく映画史に残る名作ですが、人間の狂気を恐怖の要素として入れている部分が多いため今回は除外。
また、ゾンビものやモンスターパニックも除きました。
ゴーストや悪魔といった超常現象が物語の中心にある作品に限定してご紹介します。

bitotabi
さて、あなたの好きな作品も入っているでしょうか?

ダニー
10位から順に、オススメポイントも合わせて発表していくよ~。
もくじ
10位 ウィッチ(The Witch)

- 公開年: 2015年
- 監督: ロバート・エガース
- 脚本: ロバート・エガース
- 出演: アニャ・テイラー=ジョイ、ラルフ・アイネソン、ケイト・ディッキー
- あらすじ: 17世紀のニューイングランド。敬虔な一家が信仰を理由に村を追われ、森の近くで暮らし始める。しかし、ある日を境に家族に次々と不幸が降りかかり、森に潜む魔女の存在に恐怖を抱く。
- ここがおすすめ!: まだそこまで売れていない頃のアニャ・テイラー・ジョイがとにかく可愛い。でもその可愛さに目を奪われていると、恐怖のどん底に叩き込まれる。そんな作品。人間の内面に迫るドラマも魅力的。黒山羊さんが怖い。
9位 シックス・センス(The Sixth Sense)

- 公開年: 1999年
- 監督: M・ナイト・シャマラン
- 脚本: M・ナイト・シャマラン
- 出演: ブルース・ウィリス、ハーレイ・ジョエル・オスメント、トニ・コレット
- あらすじ: 「死者が見える」という特殊な能力を持つ少年コール。彼のことを理解できない周囲から孤立するコールを、小児精神科医のマルコム・クロウが支え、彼の恐怖の正体に向き合っていく。
- ここがおすすめ!: 抜群のオチと、巧みなジャンプスケア。ブルースとハーレイ少年の演技も素晴らしい。少女の霊を救おうとするドラマチックな展開もまたいい。首吊りのシーンは最高。
8位 ポゼッション(Possession)

- 公開年: 1981年
- 監督: アンジェイ・ズラウスキー
- 脚本: アンジェイ・ズラウスキー
- 出演: イザベル・アジャーニ、サム・ニール、ハインツ・ベネン
- あらすじ: ある日突然、夫に別れを告げた妻アナ。彼女の奇行は日に日にエスカレートし、やがて隠された恐ろしい秘密が明らかになる。人間の精神的な狂気と、異形の存在が引き起こす超常現象が交錯する。
- ここがおすすめ!: こちらもまた、イザベル・アジャーニの美しさが映えに映える。美し過ぎてブレそうになるが、それでもカオスな展開が凌駕する。観た後に残るのはイザベルの美しさか、気味の悪さか…。地下道の狂喜乱舞とベッドシーンが至高。
7位 13日の金曜日(Friday the 13th)

- 公開年: 1980年
- 監督: ショーン・S・カニンガム
- 脚本: ヴィクター・ミラー
- 出演: ベッツィ・パルマー、アドリアン・キング、ハリー・クロスビー
- あらすじ: 30年前に惨劇が起きたキャンプ場で、再び指導員たちが集まりキャンプ場を再開しようとする。しかし、彼らを狙う正体不明の殺人鬼が現れ、次々と命を落としていく。
- ここがおすすめ!: サマーキャンプ、ホッケーマスクの殺人鬼という、アイコニックなプロットを確立させたといっても過言ではない逸作。スリリング展開だけでも面白いが、ラストの怒涛の展開で、心がぐちゃぐちゃにされる。
6位 ポルターガイスト(Poltergeist)

- 公開年: 1982年
- 監督: トビー・フーパー
- 脚本: スティーヴン・スピルバーグ、マイケル・グラディス、マーク・ヴィクター
- 出演: ジョベス・ウィリアムズ、クレイグ・T・ネルソン、ドミニク・ダン
- あらすじ: 新興住宅地に暮らすフリーリング家は、ある日を境に奇妙な現象に襲われる。おもちゃが勝手に動いたり、テレビから声が聞こえたりする超常現象は次第にエスカレートし、ついに末娘が姿を消してしまう。
- ここがおすすめ!: 家系ホラーの古典にして究極。スピルバーグ感もフーパー感も楽しめるお得な作品。アーティスティックに積み上げられた椅子に注目。
5位 回転(The Innocents)

- 公開年: 1961年
- 監督: ジャック・クレイトン
- 脚本: ウィリアム・アーチボルド、トルーマン・カポーティ
- 原作: ヘンリー・ジェイムズ
- 出演: デボラ・カー、マイケル・レッドグレイヴ、メグス・ジェンキンス
- あらすじ: 幼い兄妹の家庭教師として雇われた若い女性が、広大な屋敷で彼らの世話を始める。しかし、兄妹の奇妙な行動と、屋敷に潜む邪悪な霊の存在を感じ始める。
- ここがおすすめ!: 「後ろ後ろ!」という魅せ方や、「見切れ」の恐怖を巧みに演出した作品。「今映ってなかった?」とか「あそこに出てくるのではないか」と、構えながら観るのが楽しい。
4位 サスペリア(Suspiria)

- 公開年: 1977年
- 監督: ダリオ・アルジェント
- 脚本: ダリオ・アルジェント、ダリア・ニコロディ
- 出演: ジェシカ・ハーパー、ステファニア・カッシーニ、ジョーン・ベネット
- あらすじ: 有名なバレエ学校に転入したスージーは、そこで奇妙な事件に次々と遭遇する。学校の生徒たちが次々と失踪し、スージーは学校が魔女たちの拠点であることに気づき、その恐怖の正体に迫っていく。
- ここがおすすめ!: やや人為的な怖さが目立つ作品ではあるものの、終盤の展開は超常現象と言える。キリスト教徒が多い欧米らしく、邪教の怖さを存分に発揮しつつ、アートのような美しさで満足できる。音楽もいい。決して一人では見てはいけないらしい。
3位 NOPE

- 公開年: 2022年
- 監督: ジョーダン・ピール
- 脚本: ジョーダン・ピール
- 出演: ダニエル・カルーヤ、キキ・パーマー、スティーヴン・ユァン
- あらすじ: 牧場を営む兄妹の前に、突如として空から異様な存在が現れる。彼らはその謎の飛行物体を撮影し、一攫千金を狙おうとするが、人智を超えた存在の恐怖に直面することになる。
- ここがおすすめ!: 怖さの度合いはそこまでではないが、とにかく面白い。というより熱い。一丸となって怪異に向かう展開、そして現代らしいその目的。2020年代にこれを越えるホラー作品が出てくるだろうか。映画への愛を感じるオマージュの数々も素晴らしい。
2位 エクソシスト(The Exorcist)

- 公開年: 1973年
- 監督: ウィリアム・フリードキン
- 脚本: ウィリアム・ピーター・ブラッティ
- 原作: ウィリアム・ピーター・ブラッティ
- 出演: エレン・バースティン、リンダ・ブレア、マックス・フォン・シドー
- あらすじ: 有名な女優の愛娘が、原因不明の異常な言動を繰り返すようになる。医学的治療では治らないと診断され、母親は悪魔祓い(エクソシズム)を依頼する。その日から、少女と悪魔、そして神父たちによる壮絶な闘いが始まる。
- ここがおすすめ!: 怖いシーンもそうだが、カッコいいショットがとにかく多い。
1位 シャイニング(The Shining)

- 公開年: 1980年
- 監督: スタンリー・キューブリック
- 脚本: スタンリー・キューブリック、ダイアン・ジョンソン
- 原作: スティーヴン・キング
- 出演: ジャック・ニコルソン、シェリー・デュヴァル、ダニー・ロイド
- あらすじ: 冬の間、雪で閉鎖されるホテル「オーバールック・ホテル」の管理人になった作家のジャック。しかし、このホテルに潜む邪悪な霊の力が、彼の精神を次第に蝕んでいき、家族を恐怖のどん底に突き落としていく。
- ここがおすすめ!: (ここにあなたの文章が入ります)
今日の映学
最後までお読みいただきありがとうございます。
いかがでしたか?
今回の選出を通じて、日本のホラー映画に比べると、洋ホラーは意外と霊や説明できない怪異のような超常現象を描いたものは少ないことが分かりました。
魔女や邪教を描くものは割とあるものの、霊にフォーカスしたものは意外に少ないのです。

ダニー
今回はゾンビものやモンスターものも除外したため選出が意外と大変だったね。

bitotabi
常軌を逸した人間の恐怖の方が、欧米では共感を得やすいのかもしれません。
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