「アバターWoW」キャメロン監督、日本にオコかも【ホゲーー】

SF映画

圧倒的な映像美と
巨大生物と、指の本数から広がる様々なメッセージ

アバターWoWを鑑賞しました。

前作「アバター」の公開時、辛酸を舐めた私。

管理人
管理人

今度はしっかり公開時に観にいきましたよ…!

まだ行ってない人や、ストーリーや予備知識を身に着けたい方はまずこちらの記事をどうぞ👇

ダニー
ダニー

今回の記事では、アバターWoWの見どころや、物語を深く味わうための解説をお届けします!

後半が本記事の大トロとなっていますので、ぜひ最後までお読みください!

ネタバレ注意です!!!

3時間10分は長くないのか?

正直に言います。

結論から申し上げますと「ちょっと長い」です笑

私はあまり集中が続かないので、本来90分くらいの映画が一番楽に観られます。

その私にとって、3時間10分は長かった…。

「アバターWoW」は、映像を見せる作品のという性質故、同じシーンがゆったりと、長めに映されます。

そのため、ストーリーの展開が激しいわけではありません。

ぶっちゃけると、30分くらいで美しい映像に慣れてしまったので、恐縮ですが、退屈に感じることもありました。

ダニー
ダニー

なんと贅沢な笑

トイレには行ったのか?

しかし、トイレには行きませんでした。途中退出無しです。

管理人
管理人

予行練習の賜物ですね!

目は疲れないのか?

目は疲れませんでした。

しかし、レンズがあたる耳が少し痛くなりました。

観るための映像のクオリティは申し分ないですが、”かける物”自体は大量生産のフレームですので、ここは普段メガネに慣れない人は気をつけたほうがよさそうです。



前作との繋がりは?

前作との繋がりは、めちゃくちゃあります。

予習必須です。

前作の記事まとめと、予習記事、押さえておくべき専門用語を紹介しておきます。前回の記事よりも鑑賞後用にブラッシュアップしました。2度目を鑑賞したい方向けです。

前作の記事まとめ👇

アバターWoW予習記事👇

用語解説

パンドラ:惑星の名前

ナヴィ:パンドラに住む先住民の総称

アバター:パンドラで活動するために人間が作った肉体。これを操作しないと人間はマスクなしで活動できない。モビルスーツみたいなもの。

アバター・プロジェクト:
地球の資源開発企業RDAが、莫大な利益をもたらす超伝導性の鉱物アンオブタニウムの採掘を目的として、軍隊を伴ってパンドラに進出したプロジェクト。ナヴィにとっては自然を破壊する迷惑敵対集団。人間の身体では活動できないことを知り、アバターを使って迷惑行為を行う。

エイワ:ナヴィが神として崇めている存在。パンドラの植物は全て神経回路で繋がっており、その大本というか、その考え方そのものというか…。そんな感じ。

フィーラー
ナヴィたちの身体の一部。後頭部から伸びている器官。植物と繋がってエイワにアクセスしたり、パンドラの生物と心を通わせたりできる。

魂の木
前作の”ホームツリー”の海バージョン。

トゥルーク・マクト:デカい鳥みたいなのを操れる伝説の勇者(主人公ジェイクは前作でこれになることで種族に受け入れられた)

メトケイナ:海で暮らすナヴィの部族のひとつ。今回サリー家がお世話になる。

トゥルクン:
クジラのような巨大生物。非常に知能が高く、会話までできる。メトケイナ族と超仲良し。兄弟姉妹のようなレベルで仲良し。

主要キャラクター

ジェイク:主人公。サリー家の家長。「アバター1」のラストで、神経をアバターとドッキングしたので、完全にアバターが自身の身体になっている。オリジナルの身体は半身不随だった。元兵士。

ネイティリ・:ジェイクの妻。族長の娘で呪術医であり自然神エイワの巫女の跡継ぎ。しかもめっちゃ強い。ステゴロなら、ジェイク含め誰よりも強い。人間に恋をする前衛的な部分を持っている女性。

キリ:サリー家の養女。前作で命を落としたグレース博士の娘。今作で様々な葛藤を見せる、準主人公的な存在。

ネテヤム:サリー家の長男。超優秀。

ロアク:サリー家の次男。兄より未熟。こちらも今作で準主人公的な立ち位置。

トゥク:サリー家の末っ子。めちゃんこ可愛い。個人的にはこの子のおかげで3時間10分を鑑賞しきれました。

グレース博士:「アバター」でジェイクと共にナヴィ側についた女性博士。前作で命を落とす。

クオリッチ:前作のラスボス。軍隊あがりの超マッチョ思考で、ナヴィを滅ぼそうとするも、敗北した。「アバターWoW」では、アバターとして復活する。

トノワリ:海の部族のリーダー。

ロナル:トノワリの妻。

スパイダー:人間。以前の大戦における戦争孤児。実はめっちゃ重要なキャラ。

映像の美しさは?

映像の美しさは凄まじかったです。

3Dで観ると、奥行きがくっきりします。

風景的に魅せることが多いので、引きのシーンの美しさはもちろんなのですが、寄りのシーンも鳥肌ものです。

小さな毛とか、瞳の奥まで細かく丁寧に描かれています。

ナヴィが吠えるシーンとかちょっとブルっちゃうくらいの迫力ですよ。

前回の記事で紹介したハイ・フレーム・レートも、かなりよくわかりました。

ハイ・フレーム・レートの時と、そうでない時がはっきりわかります。映像のヌルヌル感が違う。

後半に、人間と船だけが映って、ほとんどCGなしのシーンがあるのですが、何だか違和感を覚えます。

CGが綺麗すぎて逆転現象が起こっちゃってますね笑

私は映画の後、イルミネーションを観にいったのですが、イルミネーションも平面的に見えて美しく感じませんでした笑

 



社会的なメッセージは?

前作「アバター」は、社会的なメッセージがふんだんに込められていました。

そもそものストーリーが、「ポカホンタス」とか「ラスト・サムライ」のような、いわゆる白人酋長ものです。(白人酋長ものとは、対立する勢力のうち、強者側にいたものが、弱者側に正義の裏切りをするようなストーリーを指します)

先住民・人種問題・ベトナム戦争などのメタファーが前作にはこめられていました。

結論、「アバターWoW」にも、結構しっかり込められていました。

「アバターWoW」のメッセージ

大きく分けて
①自然 ②家族 ③移民 ④差別
の4つのメッセージがあるように思います。

①自然

前作同様、人間による自然・環境破壊が強く描かれています。

今作では捕鯨に関する社会的メッセージが強く表れていました。

後ほど詳しく解説します。

②家族

家族が団結する必要性のようなものも強く表されています。

特に、夫だけが闘うのではなく、妻もまた強い心で持って共に闘ってほしいということをハッキリと表現しているのは斬新でした。

③移民

今作は、森から海へと移住するストーリーです。

肌や、身体の違いから中々受け入れらないというのは、実社会とも照らし合わせているのでしょう。

④差別

上記の続きになりますが、サリー家の子どもたちが大きく差別を受けるのが指の本数の違いです。

これに関しては、移民ということに加えて、身体的に普通とは違った特徴をもつ人が受けているであろう差別的行為に向き合った非常に深いメッセージだと受け取れます。

正直、「アバターWoW」はここに注目して見るだけでも十分に学びの深い作品だと思います。

 



ここに注目!

最後に、ストーリーを追うだけではなかなか気づきにくいポイントについて解説しておきます。

ナウシカ・もののけ姫

ジェームズ・キャメロン監督は、ジブリの大ファンです。

「アバター」もそうでしたが、今回ではより色濃く、ジブリっぽさが作品に現れていました。

人間が私利私欲のために環境を破壊する、「ナウシカ」と「もののけ姫」に類似しています。

特に今作では、自然や・生物と対話できる存在として、サリー家の子どもたちを描き、高い知能をもつ巨大生物との共存も描いています。

ナウシカ = キリ、ロアク

王蟲 = トゥルクン といった構図ですね。

圧倒的に美しいCG映像でもって、ナウシカのような超自然を描きたいというロマンが溢れているのでしょう。

タイタニック

ジェームズ・キャメロン監督の代表作といえば何と言っても「タイタニック」でしょう。

「アバターWoW」ではラストで巨大な戦艦が沈没します。

タイタニックとよく似たスリリングな映像です。

これもまた、美しい映像で再チャレンジしたかったのかもしれませんね笑

日捕

こちらはかなりセンシティブな話題となります。

「アバターWoW」ではクジラのような生物を捕まえて利益を得ようとする集団が登場します。

彼らが使う道具に、はっきりと「日捕」の文字が。

「日捕」=「日本捕鯨協会」で間違いないでしょう…。

キャメロン監督からの、日本へのお叱りかもしれません…。

 



今日の映学

最後までお読みいただきありがとうございます!

ダニー
ダニー

「アバターWoW」の見どころと解説をたっぷりとお届けしました。

管理人
管理人

キャメロン監督、私はクジラ食べたことないので、どうかお許しください。

 

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