「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」はもの凄いSFだった

映画

「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」を鑑賞しました。

私は今回が初めての鑑賞だったのですが、こちらの作品、非常に面白いです。

1995年の作品ながら、2022年の今観ても、近未来感を感じるし、SFとしてとても楽しめる。

非常に前衛的な作品であったことが伺えます。

SF小説のような難しさがありますので、少し解説をしていこうと思います。

観てよく分からなかった人や、これから観る人はぜひお読みください。

STORY

押井守監督が1995年に手がけたSF長編アニメの金字塔。士郎正宗のSFコミック「攻殻機動隊」をアニメーション映画化した。西暦2029年、高度に発達したネットワーク社会において多発するコンピューター犯罪、サイバーテロなどに対抗するため結成された非公認の超法規特殊部隊「公安9課」(通称「攻殻機動隊」)の活躍を描く。ある日、某国情報筋から、国際手配中の凄腕ハッカー・通称「人形使い」が日本に現れるとの情報が9課に寄せられる。隊長の草薙素子と9課の面々は人形使いの痕跡を追うが……。全米ビルボード誌のビデオチャートで週間1位を獲得するなど海外でも人気が高く、押井守の名を一躍世界に広めた代表作。ウォシャウスキー兄弟の「マトリックス」(1999)など、後のハリウッドSF大作へも影響を与えたとされる。

https://eiga.com/movie/36406/

映画の冒頭は

企業のネットが星を祓い
電子や光が駆け巡っても
国家や民族が消えてなくなるほど
情報化されていない近未来

というテロップからスタートします。

2029年が舞台のようです。2022年の今は、すでに残り7年をきりました。

スマホで誰もが常にネットと繋がっている、他者とも繋がっているという点は、すでに実現していますね。

そんな、近未来感を見事に描き、他作品への影響も多大である今作。

マトリックスへの影響

オープニングのスタッフ紹介がマトリックスに登場する緑の文字にそっくりです。

インターネット黎明期の作品は、黒背景に緑の文字で表す映像が多いですね。

その先駆者的な存在が「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」であることは間違いありません。

恋する惑星でわかる舞台観

「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」の舞台は「本国」と呼ばれますが、町の風景は香港に近いです。

ウォン・カーウァイ監督の「恋する惑星」の風景にそっくりです。

犯人を追う時の市場や、雨のシーンの坂道、そして中心街に溢れる看板などは本当によく似ています。

また、「ブレードランナー」や「AKIRA」とも比較しながら楽しむとよさそうです。

攻殻機動隊を観ると、2001年宇宙の旅がよくわかる

スタンリーキューブリック監督の名作SF「2001年宇宙の旅」。

こちらも難解なストーリー故に、味わい深い作品です。

しかし、「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」の設定をインプットすれば、「2001年宇宙の旅」も理解しやすくなるのです。

「2001年宇宙の旅」は、AIとの戦いに人間のボーマン船長が勝利し、木星へ辿り着き、モノリスとの接触を果たします。

モノリスは宇宙人が作ったものです。
つまり、「2001年宇宙の旅」は、人間と宇宙人のコンタクトを描いた作品なのです。

しかし、「2001年宇宙の旅」では、宇宙人の姿は観られません。

なぜなら、宇宙人は、人類よりもはるか上のテクノロジーをもってして、姿の見えない存在として進化したからです。

記憶や、思考というソフトだけの存在となり、身体というハードを持っていないのですね。

これは、「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」で、人形遣いと、少佐が辿り着いたものと同じです。

マレス大佐

物語を複雑にしているのが、ガベル共和国、マレス大佐などに表される、国際問題です。

超簡単に解説すると…、本国(舞台となっている国)の政府は、ガベル共和国と国交を結びたいのです。

ガベル共和国は、軍事政権から民主政権へ移行しました。

そのため、軍事政権のボスであるマレス大佐は、本国へ留まり、亡命したいと思っています。(帰ったら総叩かれのピンチ。命すら危うい)

それを黙認していては、本国とガベル共和国の国交を始められないので、本国から追い出す指令を受けたのが9課というわけです。

今日の映学

最後までお読みいただきありがとうございます!
「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」の見どころを、他のSF作品と比較しながらお伝えしました。きっとこれ以外の名作との繋がりや、私が掴めていないポイントもまだまだあるのでしょう…。

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