映画『ドラえもん のび太のパラレル西遊記』を鑑賞しました。
本作、あるオカルト系ポッドキャストで評判を耳にして鑑賞したんですが、なかなか怖くてよろしいんですよ。
子ども向けとは思えない、結構なえぐさです。

見どころや怖いポイントを解説していきます。

西遊記なんて、なんとなく楽しそうだけど…。
作品概要
『ドラえもん のび太のパラレル西遊記』は1988年に公開された作品です。昭和の終わりですね。
それまでのドラえもん映画作品は、本作は作者藤子不二雄先生の体調不良により、原作漫画が存在しないオリジナル脚本となってます。
そのあたりも、本作が異質たる所以なのかもしれません。独特な味わいがあります。
あらすじはこんな感じ。
のび太たちのクラスが新入生歓迎会にて「西遊記」の劇をすることになり、孫悟空が自分そっくりだったら自分に主役をさせろとのび太が言い出します。
孫悟空は実在しないのに愚かなと馬鹿にされるのび太は単身、タイムマシンに乗って三蔵法師に会いに行く。
そこで自分そっくりの孫悟空を見かけたので、ジャイアン、スネ夫、しずか、ドラえもんと共に向かう。
三蔵法師は見つかるも、お供は人間。ドラえもんはのび太に「ヒーローマシン」を使って孫悟空に変身し、みんなの前に表れるよう指示。
しかし、入り口を閉め忘れ、妖怪たちも出てきてしまう。
そして現在に戻ると、妖怪たちが蔓延る世界へと変貌していた…。
解説・感想
本作一番の見どころは、何と言ってもホラー演出ですね。
妖怪が人間を食べるという設定、自分の親も妖怪になっている、トカゲのスープなどなど、この辺がめちゃくちゃ明確に表現されている点は恐ろしい。
かつ、現代に戻ってからの、なんだか違ういつもの町や学校も怖いんですよ。ちょっとした違和感がもの凄く怖い。正しくパラレルワールドを味わってる感じです。こういうのが出来るからドラえもんって強いんですよね。
唐の盗賊なんかも、地味に怖い。ストーリーには一切関係ない。でも見せたかったんでしょうね。制作陣のこだわりが伺えるポイントです。
他には、これ今のドラえもんだったらあんまりないと思うんですが、ドラえもんの過失が大きい笑
道具の扱いが雑です。「危険が危ない!」というアホなセリフも発します。
元凶はもちろんのび太なんですけど、入口開けっ放しとか、「危険アラーム」の無視とか、ドラえもんがかなりおっちょこちょいで人間臭いのも見どころですね。
でもみんなそこまで文句言わない。のび太以外はもっとせめてもいいと思うんですけど笑 なんか暢気なんですよね。
後は、「過去や未来から帰れない」という怖さはこれまでのドラえもん作品でもいくつかあったと思うんですが、「親が化け物になってしまった」という喪失感が強く描かれていることが印象的です。
しずかちゃんが大泣きするシーンとか、エンドロールの映像とか、かなりグッときます。
物語の終盤とラストに流れる楽曲も見どころ。「君がいるから」という曲なんですが、作詞は武田鉄矢です。
今日の映学
最後までお読みいただきありがとうございます。
『ドラえもん のび太のパラレル西遊記』の見どころについて解説しました。

のび太の愚かさ、ドラえもんのドジ、妖怪の恐怖、子どもたちの涙が混とんとしていてめちゃ面白いです。

ラストの意外性も見どころかも。
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