ドラえもんの映画は、ほんのり怖い演出や、タイムパラドックスに心揺さぶられる作品が存在します。
昭和・平成の比較的古い作品の方が恐いものって多い印象ですが、2017年に公開された本作もかなり怖い作品です。

小さい子どもはそこまで分からないかもしれませんが、ある程度知識のある人が観ると、
これってどういうこと?
こいつら実はヤバいのでは?
というゾッとする設定が随所にちりばめられています。

詳しく解説していくよ!まずは作品概要から!
作品概要
『映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険』は2017年に公開された作品で、興行収入は44億円とドラえもん映画の中でもかなり高く位置するヒット作です。
真夏の暑さに耐えかねたのび太たちが向かったのは、巨大な氷山。ひみつ道具「氷細工ごて」 で遊園地を作っていたのび太たちは、氷漬けになっている不思議な腕輪を見つける。調べてみたところ、なんと腕輪が氷に埋まったのは、人が住んでいるはずもない10万年前の南極 だった!腕輪の落とし主を探して南極へと向かうドラえもんたち。その前に、なんと氷の下に閉ざされた巨大な都市遺跡が姿を現す。「10万年前に行って、落とし物を届けよう!」 ひみつ道具「タイムベルト」で10万年前に向かうドラえもんたち。そこで、凍りついてしまった自分たちの星を救うため、宇宙を旅し、腕輪の謎を追う少女カーラとヒャッコイ博士に出会う。 そして、腕輪を巡り、ドラえもんたちは、地球が凍結する危機に直面する!
https://doraeiga.com/2017/
見どころその1 怖い演出
本作の見どころの一つは、怖い演出です。オカルト要素満載なんです。
占い師に扮したドラミちゃんが醸し出す不穏な雰囲気。
アトランティスというワードやオーパーツの登場。
とまあ序盤からただ事ではない感じなんですね。
かつ、古代兵器ブリザーガってのがめっちゃ恐ろしいんです。
ゲストキャラクターのカーラとヒャッコイ博士は「ヒョーガヒョーガ星」という異星からやってきた宇宙人で、彼らの先人たちがいろんな惑星に残した遺跡を研究している2人組なんです。大義としては氷漬けになった自分たちの星を救うというものがあるので、この2人が直接どうということはないんです。
でも、このブリザーガという恐ろしい兵器や古代文明が地球を含めたたくさんの星にあるというのがめっちゃ怖い。
その星ごと氷漬けにし、かつそれを止めようとするものに攻撃する機能を持つ兵器ですよ。ナウシカの「巨神兵」よりも強いと思います。で、これって侵略ですよね。生命活動をむりやりストップしてリセットするようなもんですから。色んな星にそれがあるって。惑星フリーザとやってること同じです。暴力が科学であるだけで。この設定はめっちゃ怖いですよ。
あと、その氷漬けのために遺跡を守る「ヤミテム」ってやつがいるんですが、これもまた恐ろしい。ドラえもんに擬態して一行を翻弄するんですが、ドラえもんがぼっこぼこにされるんです。しかもヤミテムはそれをにた~っと笑いながら行う。ちょっと胸糞悪いくらいでした。子どもたちも観てらんないんじゃないでしょうか。
見どころその2 タイムパラドックス
タイムパラドックスも見ものです。
タイムベルトを使い10万年の時を越えて、ドラえもんを救出に向かうのび太たちですが、これ『ドラえもん』のタイムトラベルって割と一方向に進むことが多いんですよね。
でも、ドラえもんの世界でも複数の未来、パラレルワールドが存在するとしたら、「ドラえもんがブリザーガを一人でなんとか制圧した未来」であるとか「ブリザーガが全てを凍らせた世界」、「ドラえもんが凍っている世界」なんかがあるはずなんです。
のび太たちがはじめに遺跡を発見した際、どこかに10万年間氷漬けにされているドラえもんも存在しているのではないか。そういう風に考えることも出来るわけですね。
これもまた、怖いというか面白いというか。これだからドラえもんは辞められない。
今日の映学
最後までお読みいただきありがとうございます。
『映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険』について解説しました。

僕はこのドラえもん映画の怖いのとかタイムパラドックスとか大好きなんですよ。たまらないです。

いいよね~。オカルトじみてて。
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