『ビッグ・チキン: ファストフード 業界の不都合な真実』それでも必要なのか…?

ドキュメント・ノンフィクション系映画

Netflixのドキュメンタリー映画『ビッグ・チキン: ファストフード 業界の不都合な真実』を鑑賞しました。

これ、かなり面白いです。

フライドチキンの歴史とか、大企業の悪~い戦略とか、知らなかったことがたくさん分かります。

鑑賞後、間違いなくフライドチキンを始めとしたファストフードとの向き合い方が変わるはず。

bitotabi
bitotabi

感想やサマリーを綴っていきます。

ダニー
ダニー

まずは作品概要からね!

作品概要

『ビッグ・チキン: ファストフード 業界の不都合な真実』は、2026年に公開された作品です。

フライドチキンを愛するイギリス人コメディアンのモー・ギリガンが一ヶ月フライドチキンだけを食べ続けるチキンマラソンを開始し、心身の変化を探りながら、アメリカやイギリスでフライドチキンの製造や歴史、秘密に迫っていくというドキュメンタリーです。

脚本もモー・ギリガンとなっており、つまり完全に台本なしの体当たりドキュメンタリーなわけですね。彼の人柄がめちゃくちゃいい感じ。熱い男でもあります。

感想・解説

黒人とフライドチキンの偏見

モー・ギリガンは黒人で、フライドチキンが大好き。昔から食べてきたこの食べ物のことをしっかり知りたい。これが動機になってるんですね。

一方で彼は、黒人とフライドチキンの偏見というものがあると述べます。

黒人としてカメラの前でフライドチキンを食べるのがどうも気まずいという発言もあったんですよ。

日本人にはあまりない感覚ですよね。今まで意識したことはなかった。

本作の序盤でその理由は明らかになりました。

元々フライドチキンは黒人奴隷の女性が作る料理で、1860年代に奴隷制が廃止されると黒人は工夫を重ねてこの料理を売りました。

しかし白人はそれを文化的に嘲笑い黒人を鶏泥棒に仕立て上げます。

1915年の映画『國民の創生』ではチキンを食べる黒人が下品に描かれ、その映画のヒットに比例して偏見はますます定着。人種差別的な表現を宣伝に使う企業も現れた。

國民の創生の一幕

そこへカーネル・サンダースの登場。

カーネル・サンダースはガソリンスタンドの経営者で、食堂を併設しており、そこであのフライドチキンを開発しました。

白いスーツで裕福な大地主を連想させ、黒人に働かせているというイメージ戦略を試みたのだとか。南部的な郷愁ですね。

昔ながらの、偉大なアメリカのイメージ。黒人には複雑だけど効果的。それでもって大成功をおさめたのです。

こういった南部的ノスタルジーは今なお多くの店で利用されているそうです。



フライドチキン製造の秘密

現在大量生産されている鶏肉にはチキンブロスが入ってて、鶏肉に味付けがされてます。大量に効率よく育てるには味のない鶏を育てなければなりません。

ここ80年で大きく早く育つ品種改良を行い、人間に例えると生まれて二ヶ月で人間の赤ん坊が成豚になるくらいのスピードとサイズ感にまでになりました。

6週間で育つそれらの鶏は大味で、チップスと同じで調味料で食べているのと同じ。つまり鶏肉の味は鶏肉らしさを出す添加物の味と言えます。

そして企業は安く手軽でやみつきになる商品を目指す。

企業には官能科学者がというのがいて、スパイスや音までも利用して、やみつき度をとことん上げるための開発に勤しんでいます。

有識者曰く、原材料を見て数が多すぎたり知らない化学物質があればそれは超加工食品。

欧州では化学添加物の安全性を企業が証明する義務があるが、アメリカでは安全かどうかは企業が判断するでOK。こうした食品は慢性疾患を招きます。

流石にそんなもの食べ続けるかと言われると、ところがどっこい。

アメリカでは1600万人の人が「食の砂漠」と呼ばれる場所に住んでいます。「食の砂漠」とは健康的な食料品を買えない場所のことで、ファストフード店がたくさんあり、それらを食べるしかない。搾取のような状態ですね。

イギリスでも貧困地域には裕福な地域の5倍ファストフード店があるらしいです。

日本はどうなんでしょうね。

意図的に消費者を抱き込もうという戦略は強く感じます。



フライドチキンを食べ続けるとどうなるか

食べ続けると身体が怠くなるのに目が冴え、消化器官も不調をきたします。

モー・ギリガンの不調も明らかでした。目つきがどんどん悪くなります。

食べるのをやめたいのにやめられない。

辛い気持ちを食べて忘れよう。

そんな風にファストフードは情緒を不安定にするんだそうです。

うつや不安との関係も明確。

モー・ギリガンも劇中泣いてましたね。

でも目の前からなくなると無性に欲しくなるんですよ…。

ほとんど麻薬と同じです。昔から比喩として言われていたことだけど、本当なんですね。



工場の環境も劣悪

鶏肉工場の労働環境もかなり過酷。

アメリカ大手のタイソンでは、8時間連続で機械のように働かされるそうです。

トイレにも行けないし、手足の切断や化学物質による健康被害もあり得る。

じゃあなんでそんな仕事をする人がいるのかというと、

15歳やそれより幼い子どもがそういった工場で不法労働していたそうです。

現在の奴隷と言えるのではないでしょうか。

環境についても悪影響が多い。

周辺の臭いは強烈だし、水もかなり汚染される。全ては安い肉を作るためです。

今日の映学

最後までお読みいただきありがとうございます。

『ビッグ・チキン: ファストフード 業界の不都合な真実』について感想やまとめをお伝えしました。

チキンを囲んで食べる喜びも存在するけど、その代償は?

価値に見合うのか?

安い肉はそんなに必要か?

とことん突きつけられます。

bitotabi
bitotabi

ここでは書きませんでしたが、終盤ではさらに踏み込んだ捜査が展開されますよ。

ダニー
ダニー

ドキドキするよ…!

当ブログは、毎日更新しています。
ブックマークして、またご覧いただけると嬉しいです。励みになります。
SNSにフォローしていただければ、更新がすぐわかりますので、ぜひフォロー・拡散よろしくお願いします。

X(旧Twitter)はこちら
https://twitter.com/bit0tabi
Instagramはこちら
https://www.instagram.com/bit0tabi/
Facebookはこちら
https://www.facebook.com/bit0tabi/
noteはこちら
https://note.com/bit0tabi



コメント

タイトルとURLをコピーしました