スタンリー・キューブリックのおこだわり

シャイニング

まるで同じだと思っていたけど、よーく見ると微妙に違う。そんなところにも恐怖の感情は芽生えるのではないかという考察です。

キューブリック作品や、映画の撮影技法、美術などに興味がある人はぜひお読みください!

 



シャイニングについて

「シャイニング」という映画を観たことはございますでしょうか。

管理人
管理人

ホラー映画の金字塔的作品で、私の大好きな作品のひとつです。

当ブログの装飾も、「シャイニング」に登場するカーペットの模様をイメージしています。

「シャイニング」はホラー映画のジャンルでいうと、いわゆる家系のホラーになります。

ダニー
ダニー

ラーメンみたいだねぇ。

ある建物に潜む怪奇現象や幽霊による怪異ですね。

「HOUSE」や「呪怨」、「パラノーマル・アクティビティ」、「ミラーズ」あたりも同様のジャンルになります。

双子の幽霊

「シャイニング」には237号室の幽霊や、犬男、バーテンダーなど、たくさんの幽霊が出てくるのですが、その中でも最もアイコニックな存在が双子の幽霊です。

双子の少女がいきなり出てきて、ジャンプスケア的な驚きを与えると共に、その何とも言えない容姿で、じんわりと我々の情緒を不安定にさせます。

画像1

続編「ドクタースリープ」

「シャイニング」には「ドクタースリープ」という続編があり、こちらにも双子は登場します。

画像2

オーバールックホテルに囚われている、全く同じ幽霊という設定。

「シャイニング」ファンにはたまらない再登場でした。

 



あれ?あまり怖くない?

上:シャイニング
下:ドクタースリープ

見比べてみて恐怖の具合はいかがでしょうか?

キューブリック監督といえば、シンメトリー(左右対称)な映像で有名です。

しかし、「シャイニング」の双子はウエストやその紐、髪、ソックスなどに長さの違いがあるように思う。双子とは言え、顔も少し違う。

完璧主義なキューブリックがこのあたりに妥協するとは思えません。

私は何かここに恐怖を生むしかけやねらいがあるのではないかと思っています。

一方、ドクタースリープは2019年の作品で、キューブリックはこの時、既に亡くなっているため、別の監督が撮影しています。

ドクタースリープの方の双子はどうでしょう?

左右対称が強く、見た目の美しさも強く出てしまっているように、私は思います。顔もほぼ同じです。

結論、シャイニングの双子の方が恐怖度が高いように思えるのです。

画像3

今日の映学

最後までお読みいただきありがとうございます!

この手の考察は異論もあるかもしれません。

でも、こんな風に考察するのが、キューブリック作品の楽しいところ。

キューブリック監督は天才です。

変態的なまでの撮影へのこだわりは細部にまで至ります。

なので、私たちが気にしないような仕掛けがまだまだあるはずです!

管理人
管理人

何度も何度も観て、作品を味わう価値があるはずですよ~。

ダニー
ダニー

ちなみに、僕の足元の床もオーバールックホテルです。

 

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