『PARALLEL』予想の斜め下へ向かうような

クライム・サスペンス映画

映画『PARALLEL』をアマゾンプライムで鑑賞しました。

2023年に私の行きつけのミニシアターで上映されていて、確か数カ月後に再上映もされてたと思うんですよね。

タイミングが合わずに鑑賞できずじまいで、どんな映画なのかとても気になってたんです。

アマゾンプライムで観られるようになり、満を持して鑑賞したという経緯なんですが、

bitotabi
bitotabi

ぶっちゃっけ、ちょっとよく分かんなかったんです。

ダニー
ダニー

え、そうなの?珍しい。

bitotabi
bitotabi

『PARALLEL』を観てめちゃくちゃ面白かった!という人はぜひこちらの記事を読んでから、色々ご教授いただけれたらなと思います。

作品概要

公開年: 2023年
監督・脚本・プロデューサー: 田中大貴
キャスト: 楢葉ももな(舞役)、芳村宗治郎(殺人鬼役)、菅沢こゆき(佳奈役)
受賞歴: 第15回田辺・弁慶映画祭 映画.com賞受賞

あらすじ:幼少期に両親から虐待を受けていた舞は、その過去の記憶と折り合いをつけられずにいた。ある日、舞はアニメキャラクターのコスプレ姿で殺人を繰り返す宗治郎に遭遇する。舞に興味を抱いた宗治郎は、自分の正体を隠しながら舞に近づいていく。舞は心の傷を、宗治郎は自分の本当の姿を隠しながらも、二人は次第に仲を深め、見えない「何か」によって強く惹かれあっていく。しかし、お互いが隠している本当の姿を知ることは、別れを意味していた。

 



感想

田中大貴監督の映画は、『超擬態人間』以来の鑑賞でした。

『超擬態人間』は、面白く観られたんですよ。特殊メイクもストーリーの振り切りっぷりも。

でもなんかこの『PARALLEL』は私には合わなかったんですよね…。

序盤は舞の方が主体となって物語が進みます。彼女の幼少期の出来事から始まり、今現在を描くといった感じ。

次第に、美喜男(殺人鬼)の方に移っていくんですが、彼がシリアルキラーに成った理由や、彼女に固執する理由がいまいち分からないんですよね。両親がいないというセリフのみ。あれだけ大層なことをしてるんだから、きっとしっかりした動機があって、設定としてもあるんだと思うんですが、教えてくれなきゃ分からない。

結果、薄い殺人鬼と可哀想な女性の異色の恋愛に落ち着いている気がしました。『ジョーカー』の比重を逆にしたらこうなるのかなって感じ。

美喜男の行動や人となりを、ある程度謎のままにするなら、舞の方にもっと厚みを持たせたストーリーを見たかったなあと。尺とか脚本の難しさなんでしょうか。

結論これは、純愛ものなんですかね。だから恋愛映画があまり興味のない私には合わなかったのかもしれない。

 



特異な容姿に変装する殺人鬼キャラクターといえば、先述のジョーカー、レザーフェイス、マイク・マイヤーズ、作品名だと、スクリーム、サイコ、漫画で言えばドラゴンヘッド何かもそうですね。

変装して殺人を行うって、どういう意図があるんでしょう。

一つは当然、演出としてですよね。キャッチーな容姿や迫力でもって鑑賞者にインパクトを与えるという。

犯罪者心理的にはカモフラージュ、それと自己顕示ですね。

また、自分では無い者に変わって、殺人を実行することで、その行為を正当化するというのもあるんでしょうね。または自分を奮い立たせるための戦化粧的な意味合いもあるんでしょうか。

この『PARALLEL』では、自分が生み出した、大好きなキャラクターに成り代わって、自分が悪だと感じるものを成敗するような感じでした。めちゃくちゃ特異な変装なんですけど、精神的な闇とか変態っぷりが若干弱いように思っちゃったんですよね。

でもこの映画、私が好きなミニシアターでは再上映がかかるほどの人気だったんですよ。

bitotabi
bitotabi

なので、私の考察眼や知識が足りないだけかもしれません。ご意見があったら、ぜひご教授いただきたい!

ダニー
ダニー

最後までお読みいただきありがとうございます!

 

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