大好きな作品を自分の言葉で紹介するシリーズです。
今回紹介するのは、『アフターサン』。
出演はポール・メスカル。個人的には彼を初めて認識した作品で、彼の演技が好きになったきっかけの作品でもあります。
本作はですね、とにかく重い。何度も観られるような作品ではありません。「大好きで、もう何度観たか分かりません!」とか「映画館で2回連続で観ちゃいました!」なんて人はいないんじゃないでしょうか。
A24が割と洒落た映画を多くかける中で、本作もしれっとそれに紛れて公開されたような印象がありますね。だから、私のように頭をガーンと殴られたような、予想以上のショックを受けた人の方が多いんじゃないかなと思います。
ざっくりあらすじを解説しておきますと、31歳になったソフィという女性が、自分が11歳の頃のホームビデオを見返すお話なんです。本編はほぼこのホームビデオの内容。自分の父親もまた31歳だった頃で、娘と父親の最後の2人っきりの旅行の記録。若くてかっこよくて、大好きだったお父さん。同じ年齢になった今、彼の表情や行動を見つめると、何だか様子がおかしいように見える。一体それは何なのか。
と、こんなお話ですね。
とにかく、色んな考察ができる映画なんですよ。でも、いずれにせよ幸せなものではない。
監督自身の想いが強く表れた映画なので、とにかく心が痛む。元気な時に観ないとかなりしんどい。
でも紛れもない名作。正直に作ったからこそ、痛みや本音、パッションがよく表れている。そんな風に感じます。
これ以上解説するとネタバレになっちゃいそうなので、鑑賞後にこちらの記事を読んでください。鑑賞済みの人はOKです。読んでから観るとまたひと味違うと思います!
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