「ラ・ラ・ランド」を3つのフェーズで楽しもう。

映画

「ラ・ラ・ランド」をAmazon Prime Videoで鑑賞しました。

人生二度目の鑑賞です。

はじめに

「ラ・ラ・ランド」は、

第74回ゴールデングローブ賞ではノミネートされた7部門すべてを獲得し、

第70回英国アカデミー賞では11部門でノミネートを受け、6部門を受賞しました。

第89回アカデミー賞では『タイタニック』、『イヴの総て』に並ぶ史上最多14ノミネート(13部門)を受け、監督賞、主演女優賞(エマ・ストーン)、撮影賞、作曲賞 、歌曲賞(『シティ・オブ・スターズ』City of Stars)、美術賞の6部門を受賞しました。

恐ろしいほど高い評価を受けた作品です。

しかし、私は初見で、

「あまり面白くないなぁ。過大評価なのでは…?」

と感じてしまいました。

しかし

2度目の鑑賞では、

「こりゃあ、とんでもない映画だぜ…!」

と感得しました。

恐らく、映画を観る視点や、映画に関する知識が高まったからだと思います。あの頃はまだ青かった…。

管理人
管理人

今回の記事では、「ラ・ラ・ランド」の楽しみ方を3つのフェーズでご紹介します。あなたはどのフェーズでしょう??

フェーズ1「俳優、色、音楽を楽しむ」

フェーズ1は、最もシンプルな楽しみ方。

俳優の魅力や、豊かな色彩、軽快な音楽を楽しむ」というものです。

エマ・ストーンの若々しく甘酸っぱい表情や、

ライアン・ゴズリングのニヒルな雰囲気。

そして色鮮やかなコスチュームや演出。

物語の随所に流れる軽快なミュージカル。

これだけでも十分に楽しめます。

特に、色使いは必見で、ヒロインがときめく時は、緑色が使われたり、心境やその時の立ち位置によって、身に着ける服の色彩も変わっていったりします。

フェーズ2「映画との繋がりを楽しむ」

フェーズ2は少し知識が必要。

「これまでの映画との繋がりを楽しむ」というものです。

「ラ・ラ・ランド」は、

シェルブールの雨傘」と、

ニューヨーク・ニューヨーク

という作品がもとになっているといっても過言ではありません。それほどに似ています。

特に結末は「シェルブールの雨傘」とほとんど同じです。
詳しくはこちらをどうぞ👇👇

他にも、名ミュージカル映画「雨に唄えば」や「巴里の恋人たち」などとも類似点やオマージュがたくさんございます。

一通りミュージカル映画の名作を鑑賞してから「ラ・ラ・ランド」を観ると、デイミアン・チャゼル監督がどれほどこだわって、意識して作ったかがよく分かると思いますよ!

フェーズ3「監督に寄り添って楽しむ」

最後のフェーズ3は「監督に寄り添って観る」というものです。

デイミアン・チャゼル監督は、非常に勉強家で、こだわりの強い映画作りをしています。

その努力やこだわりの甲斐あって、数々の栄誉を得ることができたのでしょう。

勉強したのは言わずもがな、映画全般に関わることに加え、フェーズ2で紹介したミュージカル映画についてです。

また、撮影に対するこだわりが半端じゃない。

タップダンスのシーン

映画の中でも人気の高い、二人の距離が縮まり始めるシーンですね。

小高い丘で踊るあのシーンです。

うっすらと陽が落ちる様子がまた美しいのですが、これがいわゆる「マジックアワー」と呼ばれる時間帯です。

地上から影が無くなる時間帯。つまり、カメラの影も見えないのでグルグル動いて撮影することが可能なのです!

1日目の内、2回しか撮影できない、マジックアワーに3日連続で挑んだ、そのこだわりっぷり。

あのシーンの見え方が変わるはずです。

高速パン

2人の仲良く描かれる夏のワンシーン。

セブがピアノを弾いて、ミアがそれに合わせて踊るシーンにご注目ください。

あの時、何度もカメラが高速でパン(カメラを固定したまま水平に移動)します。

この高速パンって、意外とピントを合わせるのが難しいのです。

しかし、デイミアン・チャゼル監督は、作品の中でこの高速パンを入れがちです。

「セッション」でもありましたね。

デイミアン・チャゼル監督のお家芸的な高速カメラパンをぜひご堪能下さい。

JAZZは殴り合い

「ラ・ラ・ランド」のセブのセリフにこんなものがあります。

ジャズは音をぶつけ合って、歩み寄る
「だから演奏する度に新しく、刺激的だ」

これは、監督自身の思いでもあります。

監督自身、高校生までジャズのドラマーをしていました。

監督の中でジャズの解釈は、音と音をぶつけ合い、競争的に発展しながら、素晴らしいパフォーマンスを生むと考えているようです。

ちょっとスポーツの感覚に近いですね。名勝負は一人では生まれない、と言った感じでしょうか。

このエッセンスが、「セッション」はもとより、「ラ・ラ・ランド」にも滲み出ています。

渋滞のシーン

最後に、冒頭の渋滞シーンですが、これは一見夢を目指す若者の輝かしいドラマの始まりを描いているように見えます。

しかし、歌詞も
I’m reaching for the heights(頂点を目指して)
And chasing all the lights that shine. (輝く光を追い求めるんだ)

と前向きなようですが、

ハリウッドに向かう道路は大渋滞です。

夢見る若者はたくさんいれど、それ故に渋滞も起こり、辿り着けるのはごくわずかである。

というメッセージがこもっているのです。

これもまた、監督自身のドラマーとして大成できなかったことが関係しているように感じられます。

 



今日の映学

最後までお読みいただきありがとうございます!

管理人
管理人

「ラ・ラ・ランド」の楽しみ方を3つのフェーズで紹介しました。
映画は、何となく観るだけではもったいないです。いろいろなことを知った上で、もっともっと楽しみましょう♬

 

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