「レディ・バード」青く切なく暖かく。あなたもきっと共感できる。

映画

注意を払うことは、愛情なのではなかろうか

映画「レディ・バード」を鑑賞しました。

2017年に公開された青春映画です。

監督はグレタ・ガーウィグ

主演はシアーシャ・ローナンが務めました。

こちらの作品、非常に評価や満足度の高い作品なのです。

観てみて納得。

決して派手な作品ではありませんが、いろいろな人に観てほしい。

若い人にも親世代にも。

ダニー
ダニー

きっと、誰もが笑えて、ジンとくる作品だよ!

管理人
管理人

今回の記事では、「レディ・バード」の魅力を解説させていただきます。
最後までお読みいただけば、評価の高さの理由が分かるはずです。

STORY

舞台は2002年、カリフォルニア州サクラメントという閉塞感溢れる片田舎。

カトリック系の高校に通う、クリスティン(自称“レディ・バード”)は、大都会ニューヨークへの大学進学を夢見る女の子。

高校生活最後の1年、友情や恋、家族について、そして自分自身について、たくさん悩む17歳。

揺れる心情を瑞々しくユーモアたっぷりに描いた感動作。

とても評価が高い作品

今作は、米映画レビューサイト“ロッテン・トマト”で映画批評家 164 人から 100% 大絶賛を受けました!

観た人の誰もが、高評価をしているのです。

なんとこれは、『トイ・ストーリー2』を抜いて18 年ぶりに新記録更新というとんでもない偉業。

さらに、ゴールデン・グローブ賞で作品賞&主演女優賞 2 部門を受賞

他にも数ある映画賞にて、累計 83 部門受賞&187 部門ノミネートしました。

今でこそ、大ブレイク中のティモシー・シャラメが出てはいますが、キャストも若手中心で、ビッグネームは不在にも関わらず。

いやはや本当にもの凄い。

管理人
管理人

今作の凄さを知るために、見どころを紐解いていきましょう!

 



“痛さ”が笑えて愛しい

公式Twitterより引用

主人公は、基本的にはいい子なんですが、少し背伸びしたい思いが強く、そこが少し痛々しくて笑えます。

微笑ましいのです。

そもそも、レディ・バードという名前は、自分名乗っている名前なのです。

日本でいうところの”漆黒の翼”みたいな感じでしょうか笑

平気で知ったかぶりするし、もたくさんついちゃうし。

それらあらゆることが、自分をかっこよく見せたい大人に見られたいという思いからきているのです。

皆さんにもそういう時期、ありませんでしたか?笑

中でも私が一番好きなセリフが、彼女が18歳になったその日に、コンビニでエロ本とタバコを買った時に、店員の男性に向かって言ったもの。

「18歳になったからこんなものも買えちゃうの」

可愛くないですか?笑

この共感からくる愛しさの理由が、高評価の理由ですね!

本当は6時間超え?

今作は、グレタ監督自身の人生と重ねて書かれています。

あまりにも思いを込めて脚本を書いたその結果、脚本が300ページを超えたそうです。

映像にすると6時間に及ぶ予想に笑

流石に上映できないので、削ぎに削いで、非常にテンポの良い作品に仕上がっています。

なんなら94分と短いくらいの仕上がりです笑

このテンポのよさもまた、高評価の理由の一つですね!

 



シアーシャ・ローナン

主演のシアーシャ・ローナンのハマりっぷりもまた、今作の魅力のひとつです。

彼女が主演でなくては、ここまでのヒットにはならなかったでしょう。

なぜなら、彼女は主人公レディ・バードと、似たような境遇を経ているからであります。

1994年にニューヨークで生まれ、3歳でアイルランドに移住したシアーシャ・ローナン。

そして現在はニューヨークやロンドンを拠点として、活躍しています。

絶対的な”故郷”を持っているのであります。

また、彼女は、2015年の「ブルックリン」という作品で “アイルランドに生まれながらニューヨークのブルックリン区に移民するものの、故郷アイルランドで騒動が起こり、どちらで暮らすか選択を迫られる役”を演じています。

自身の生い立ちと、こういった作品への経験があったからこそ、今作でそのハマりっぷりを見せたわけであります。

 



ラストは号泣

多くは語りませんが、今作のラストはかなり泣けます

なぜ母は、娘へ真正面から愛情を示さなかったのか。

本当に愛しているのだろうか。

ラスト10分で全て明らかになります。

意外とキーマンな兄

上記の謎を解く鍵を握っているのが、意外にも兄の存在です。

ただのコメディキャラではなく、家族のこれまでや、母の胸に秘める持つ娘への特別な想いが分かってしまう存在なのですよ。

彼の肌や髪色が何となく気になった人は、早い段階で結末に気づけるかもしれません。

 



サクラメントと天王寺

最後は、私自身と重なり、響いた点を。

主人公レディ・バードは、サクラメントを田舎だと毛嫌いし、離れたがっています。

嫌いなところを、いくらでも挙げられるほどに。

しかし、その実、それだけ分かるということは、町のことによく注意を払っており、それは愛情なのではないかとシスター(先生)に諭されます。

これは何だか刺さりました。

私もそうだからです。

数年前、地元の天王寺を離れ、東京に出ました。

もっと都会に行きたいな。広い世界で、いろんな人に会いたいな。

そんな思いを持っていました。

しかし、東京へ渡って3年後、コロナ禍を経て、ふと、懐かしむことが。

天王寺や大阪を愛し、注意を払っていることに気づきました。

そんな風に、郷愁の念に想いをはせるのは、どんな国のどんな人も同じなのだと実感しました。

今日の映学

最後までお読みいただきありがとうございます!

ダニー
ダニー

「レディ・バード」の高評価の理由をお届けしました!

管理人
管理人

コミカルな作品ながら、いろんな人の心に寄り添い、最後は涙する。素晴らしい作品です。

 

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