邦画ホラー映画ベスト10【シリアルキラー編】

映画

恐怖の根源を「シリアルキラー」や「人間の狂気」に限定し、ホラー映画の名作を10本選出しました。

霊や妖怪、超常現象といった霊的な怖さがメインの作品は、今回はあえて省いています。例えば、『リング』や『呪怨』は超名作ですが、霊的な要素が強いため、今回は選考外としました。

ここに並ぶのは、人間の心が生み出す「狂気」と「猟奇性」に焦点を当てた、観る者に強烈な後味を残す作品ばかりです。

bitotabi
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あなたの好きな作品も入っているでしょうか?

ダニー
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では、10位からいくよ~。


10位 復讐するは我にあり

  • 公開年: 1979年
  • 監督: 今村昌平
  • 脚本: 今村昌平、馬場当
  • メインキャスト: 緒形拳、三國連太郎、倍賞美津子
  • あらすじ: 連続殺人事件を起こし、逃亡生活を送る男・榎津巌の姿と、その生い立ち、そして彼に関わった人々の人間模様を描く。
  • ここがおすすめ!:実話ベースというのがとても怖い。倍賞美津子の美しさを目にすれば、三國連太郎演じる父の気持ちも汲んでしまうこと請け合い。

9位 地獄の警備員

  • 公開年: 1992年
  • 監督: 黒沢清
  • 脚本: 富岡邦彦、黒沢清
  • メインキャスト: 松重豊、久野真紀子、大杉漣
  • あらすじ: リストラされた元殺人鬼の富士丸が、警備員として雇われたオフィスで次々と殺人を繰り返していく。
  • ここがおすすめ!:松重豊は飯を美味そうに食うだけが能ではないことがハッキリわかる作品。デカくて恐い。大杉連のネットリした気持ち悪さも必見。




8位 水の無いプール

  • 公開年: 1982年
  • 監督: 若松孝二
  • 脚本: 内田栄一
  • メインキャスト: 内田裕也、未唯、中村れい子
  • あらすじ: 冴えない生活を送る男が、薬物で女性を意識不明にさせ、不法侵入した家で不埒な犯行を重ねる。
  • ここがおすすめ!:こちらも実話ベース。これぞサイコパス。理解不能。よくぞこれを映像化したな。流石は若松孝二。ロックじゃない内田裕也は恐ろしい。




7位 そこにいた男

  • 公開年: 2020年
  • 監督: 片山慎三
  • 脚本: 岨手由貴子
  • メインキャスト: 清瀬やえこ、安井秀和
  • あらすじ: 深夜のマンションで、血まみれで刺された男と、その横に呆然と座り込む女が発見される。やがて、その男が巻き込まれた恐るべき事件が明らかになっていく。
  • ここがおすすめ!:これは愛なのか。どうなのか。とにかく恐いぞ。同監督の作品はどれもおすすめだが、おぞましさはこれが筆頭。

6位 バトルロワイアル

  • 公開年: 2000年
  • 監督: 深作欣二
  • 脚本: 深作健太
  • メインキャスト: 藤原竜也、前田亜季、山本太郎、栗山千明、柴咲コウ、安藤政信、ビートたけし
  • あらすじ: 無作為に選ばれた中学生たちが、最後の一人になるまで殺し合うという「新世紀教育改革法」が施行される。
  • ここがおすすめ!:選出作品の中ではアクション寄りだが、ティーンエージャーが武器を手に殺し合うというのはなかなか。豪華キャストにも注目。いまやすっかり政治家のあの人の演技がいい。

5位 黄龍の村

  • 公開年: 2021年
  • 監督: 阪元裕吾
  • 脚本: 阪元裕吾
  • メインキャスト: 伊能昌幸、一ノ瀬ワタル
  • あらすじ: 田舎の村に迷い込んだ若者たちが、村人たちの狂気と暴力に追い詰められていく。
  • ここがおすすめ!:阪元監督作品の中では、しっかりとホラー風味が漂う作品。だからこそ、終盤からの転調が気持ちいい。アクションも絶品。「これ、村の決まりやから」と言われても、嫌な時ははっきり断ろう。っていうか帰ろう。

4位 オーディション

  • 公開年: 1999年
  • 監督: 三池崇史
  • 脚本: 天願大介
  • メインキャスト: 石橋凌、椎名英姫、松田美由紀
  • あらすじ: 妻に先立たれた男が、再婚相手を探すための「オーディション」で、一見純粋そうな女性と出会う。しかし、彼女の裏には恐ろしい狂気が隠されていた。
  • ここがおすすめ!:スケベな中年が痛すぎる目にあう話。悪いは悪いし卑怯なんだけど、あまりにも代償がデカい。日本の作品で拷問をここまで痛そうに描いた作品は後にも先にもこれだけ。キリキリキリ~。




3位 黒い家

  • 公開年: 1999年
  • 監督: 森田芳光
  • 脚本: 森田芳光
  • メインキャスト: 内野聖陽、大竹しのぶ、西村雅彦
  • あらすじ: 生命保険会社の社員が、自殺と見せかけて保険金をだまし取ろうとするサイコパス夫婦と対峙する。
  • ここがおすすめ!:大竹しのぶの怪演が眩しい。「乳しゃぶれ!」「下手くそぉ!」はもはやコメディの域であるが、そんなセリフも笑ってはいけないほどのそこに至るまでのプロットがお見事。

2位 CURE

  • 公開年: 1997年
  • 監督: 黒沢清
  • 脚本: 黒沢清
  • メインキャスト: 役所広司、萩原聖人、うじきつよし、中川安奈
  • あらすじ: 猟奇殺人の謎を追う刑事と、記憶喪失の謎の男。男が接した人間は、不可解な殺人事件を起こしていく。
  • ここがおすすめ!:不気味。とにかく不気味。これぞ黒沢清。ちょっと日本映画離れしたカルト感。猿のオブジェが恐すぎるし、どこに向かうか分からん展開にも息を呑む。

1位 凶悪

  • 公開年: 2013年
  • 監督: 白石和彌
  • 脚本: 高橋泉、白石和彌
  • メインキャスト: 山田孝之、ピエール瀧、リリー・フランキー
  • あらすじ: 死刑囚から告発された雑誌記者が、世間を震撼させた未解決の連続殺人事件の真相を追う。
  • ここがおすすめ!:親切なおじさんを演じることもあるピエール瀧とリリーフランキーだが、この映画を観れば、バイオレンスな狂人こそ彼らのはまり役であると分かるだろう。恐すぎる。酒を飲ませて殺すってなんなんだ。

今日の映学

最後までお読みいただきありがとうございます。

人間の狂気や猟奇性を描いたホラー映画は、深く心に突き刺さるような恐怖を植え付けます。

それは、スクリーンの中の出来事が決して絵空事ではなく、現実にも起こり得るのではないかという不安を呼び起こすからではないでしょうか。

今回ご紹介した作品は、どれもそんな根源的な恐怖を私たちに突きつけてきます。

bitotabi
bitotabi

もし、このリストを参考に鑑賞する機会がありましたら、ぜひあなたの「ここがおすすめ!」ポイントも教えてください。

ダニー
ダニー

どれもゾッとするね…。

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