『GODLAND』は結局何を伝えたかったのか

ドラマ映画

映画『ゴッドランド』をシネリーブルで鑑賞しました。

本作はデンマーク・アイスランド・フランス・スウェーデンの合作で、第96回 米アカデミー賞国際長編映画賞アイスランド代表選出作品や、第75回カンヌ国際映画祭「ある視点部門」にノミネートされた作品です。

こちらね、結構怖そうな雰囲気なんですよ。

若きデンマーク人の牧師ルーカスが、命を受け植民地アイスランドへ向かう。任務は、辺境の村に教会を建てること。しかし目的地は遠く、旅は想像を絶する厳しさだった。デンマーク嫌いでアイスランド人の年老いたガイド・ラグナルとは対立し、さらに予期せぬアクシデントに見舞われたルーカスは、やがて狂気の淵に落ちていく。瀕死の状態で村にたどり着くが……

https://www.godland-jp.com/
ダニー
ダニー

ドキドキするね…。

bitotabi
bitotabi

面白かったんですが、セリフが少なく、何を伝えたいのかが正直言って見えにくい作品でした。

そこで、今回の記事では、『GODLAND』の見どころを前半で語りつつ、結局何を伝えたかったのかを後半で解説していきます。

まるで記録映画のよう

『GODLAND』は、映像がかなり特徴的です。

まず、昔の映画のように、正方形に近い4:3のアスペクト比で撮影されています。

また、あえてくすんだようにして、古い映像のようにも見せていますね。

こういう映画、最近たまに見かけます。『ファースト・カウ』なんかもそうでした。

さらに、『GODLAND』では、角を丸くしているのがとても印象的。

https://www.godland-jp.com/

こういった効果によって、「これは昔の映像ですよ」という雰囲気が強く出てくるんですね。

主人公のルーカスは、写真を撮る人で、記録に残す事を大切にしているような世界観ともマッチします。

ルーカスの苦行に密着したドキュメンタリー映画のような。そんな錯覚を起こしてしまう仕掛けになっているわけです。

そんな映像でもって、アイスランドの自然やそこで生きる人々のたくましさを感じ取ることができます。

 



愛くるしい動物たち

あと、表面的な見どころとしては、犬がめっちゃ可愛いです。

もう、登場シーンから人懐っこくて可愛過ぎます。

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実はこの犬、スタッフやキャストの飼い犬だそうです。

たくさん登場する馬たちもそう。

だからあそこまで親密な雰囲気を出せるんですね。

ちなみに、子どもたちが楽しそうに走り回ったり大人たちが宴会をするシーンがあるんですが、その宴のシーンもほとんどが身内なんだそう。

4:3のアスペクト比は、そういった親近感を味わってほしいという狙いもあるそうです。

 



アイスランド人と馬

https://www.godland-jp.com/

『GODLAND』にはたくさんの馬が登場します。

競走馬とは少し違う、ずんぐりとした身体をしていますよね。

まるで、北海道の「道産子」のようです。

それもそのはずで、ルーツは同じなんですね。どちらもモンゴルからやってきた馬だそうです。

寒い場所に適応しやすいんでしょうね。

『GODLAND』でも毛長の馬がたくさんいました。

アイスランドでは交配に失敗した経験があり、他の種類の馬を入れることを禁止しています。

なので、純血を保ちづけている歴史ある馬なんですね。

人との絆もとても強く、映画で描かれていた当時は移動手段は馬しかない上に、過酷な寒さを身を寄せ合って耐えるなど、助け合って生きてきたのです。

 



結局何を伝えたかったのか

bitotabi
bitotabi

ここら先はネタバレ注意です!

『GODLAND』は結局何を伝えたかったのでしょうか。

一番は人のミスコミュニケーションだと思います。

本作ではアイスランド人とデンマーク人の対立でそれを描いていましたね。

アイスランド人のガイドも、基本的にはいい人だと思うんですよ。犬との関わりを見るからに。

でも、通訳を失ったことで、会話によるコミュニケーションが取れなくなってしまった。

そしてなぜか彼らはボディランゲージを全く使わない。おそらく、どちらも自分が優位であるというおごりがあったんでしょうね。

その結果、溝がどんどん深くなり、最後は殺し合うような結果にまで陥ってしまいます。

また、支配する側、される側って、こういうものなのだということも描いていたように感じました。

そりゃあ、ヅカヅカ上がり込んで、勝手に宗教広めようとされたら、怒りますよね。

教えてやらねば、導いてやらねば。そういうことを建前にして占領するなんて。

というか、占領するにあたって、宗教のルールで縛ってしまう必要があるんですよね。

だから、あの村で教会が実にスムーズに建設され、浸透していくことは恐ろしく感じました。

ウナギの話はいったいなんだったんだろう…。あと、イーダが出てきた時にはじめて歌っていた歌。

アイスランドに住む人々と文明国との乖離を描いていたのかな。

今日の映学

最後までお読みいただきありがとうございます。

映画『GODLAND』について解説しました。

bitotabi
bitotabi

仲良しのみんなで撮った映画だと思ってみると、また面白い見え方になると思います。

ダニー
ダニー

犬や馬が可愛いよ。

 

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