『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』をMX4Dシアターで鑑賞しました。
現在私は海外で生活していて、このMX4D版もとうとうやってきた。という感じ。
前回の上映時、かなりいいと話題だったこともあり、まだ観ていなかったのでMX4Dシアターで観賞することに。

すごい迫力だったんじゃない?

うーん。正直、普通の方がいいかな。あと作品の構成自体もちょっとスッキリしないところがあったかも。MX4Dでの鑑賞と、作品自体のレビューについて詳しく解説していくね。
MX4Dで観ることについて
まず、MX4Dで観ることについて。
『鬼滅の刃無限城編第一章』は昨年7月に公開され、大変話題となりましたね。こういうアニメの性質上、何度もリピート鑑賞した方も多かったのではないでしょうか。
おそらく、その性質を利用&第二章への繋ぎ的な狙いで、IMAX、MX4D、4DX版が新たに上映されたのだと思います。

結論から申し上げますと、MX4Dは作品を楽しみにくいように感じました。
単純に、MX4Dのシートってしんどいんですよ。固いし浅いし、ハムストリングスあたりが盛り上がってて。
2時間を超える作品との相性はそれだけで微妙だと思います。高いからそれだけ短い作品だと損している感が生まれちゃうから仕方ないんでしょうが、私は90分くらいの作品の方が向いていると思います。
もちろん揺れとか風とかによってエンタメ感が増すには増すんですけど、USJとかディズニーランドのアトラクションに比べると全然弱いんですよね。なんか遠慮がちというか。個人的には、「これくらいの揺れなら、無くっていいわ」と感じちゃいます。むしろ作品内容に引き込まれていくうちに、揺れや風がノイジーに感じてしまうことも。特に匂いですね。強制的に、よく分からん匂いを嗅がされるのって、嫌な感じがします。
これは『鬼滅の刃』が悪いわけじゃなく、これまで私はMX4Dや4DXで10本くらいは鑑賞していますが、まだ「MX4Dで観て良かった!」と思えたことは一度もありません。
MX4Dで『鬼滅の刃無限城編第一章』を観ていいなと思ったのは初めだけですかね。初めの落ちていくシーンに合わせた風の演出とか、走って鬼を探すシーンに合わせた小刻みな振動はなかなか良かった。
でも、胡蝶しのぶと猗窩座の登場シーンで同じような花のような香りが出てきたのはめちゃくちゃ冷めました。そんな感じで、せっかく作品のストーリーに引き込まれつつあったのに、匂いや振動で冷めるってのが何度もあったんですよね。猗窩座と闘う頃には脚もしんどかったし笑
結論、普通のシアターの方がいい。絶対。安いし。
むしろ、『鬼滅の刃』はまだ良かったし、比較的合ってる方かも。アクションシーンも多いし、落ちるシーンで風も使いやすいし。
MX4Dや4DXにマッチさせるには、90分以下のホラー作品で、揺れや音響をちょっと危ういくらいのレベルまで振り切って、かつ匂いのバリエーションを豊富にする。これくらいの覚悟が必要なんじゃないかと思います。
作品について
作品について申し上げますと、これも「思ったより微妙だった」ってのが感想です。
アニメが好きな人の間では、かなり評価が高かったので期待していったものの、うーん。
映像はすごいなと思いました。
一番感動したのが、無限城のデカさがよく伝わってきたということ。
漫画にはなかった絶望感とか、それゆえの鬼殺隊のチームとしてのがんばりみたいなもの。これは圧倒的に伝わってきましたね。
しかし、私は物語の構成の方がいまいちしっくり来ませんでした。
ポスターでこんなに胡蝶しのぶを大きく扱うなら、あのバウトは最後まで見せてほしかった…。

むしろあんなに小さいのに猗窩座編完結すんのかい。という。
いや、分かるんですよ。胡蝶しのぶ死んじゃったし、その分ファンの期待に応えてポスタービジュアルを目立たせようってのは。でも、だからこそ、登場人物たちの温度に合わせて、上弦の弐・童磨との闘いは最後まで見せてほしかったよ。
漫画の連載が終わったアニメだからこそ、それができるんじゃないの~。って感じ。なんか第二章へ導こうという制作側の嫌な部分を感じてしまったというか。胡蝶しのぶというキャラクターへのリスペクトに欠いてないか?という気持ちになりました。ちなみに私は全然胡蝶しのぶ推しではありません。強いて言えば炭治郎が好きです。そんな私でもそう思ったんですけど、胡蝶しのぶファンはどうなんでしょ?
なんというか、全体的にそれが気になりましたね。漫画と同じように、「ところ変わって」「一方こちらでは」っていう転換が多すぎる。
もういっそ、1つの闘いは通しで見せてほしいなと思ったのが私の感想です。不死川兄弟を筆頭に、時透、悲鳴嶼、甘露寺、伊黒あたりは上弦とのエンカウントもなく、ストーリーにはほぼ関わらないんだから、映す必要もないじゃん。っていう。結局ファンサじゃないの。っていう。そこを省けばその分155分をもっと有意義に使えた、あるいはコンパクトにできたのでは?っていう色んなファンを少しでも集めたいという制作側のねらいを覚えてしまいました。
なんというか、映像はすごくいいんでしょうけど、脚本がとにかく悪い。そんな風に感じちゃいました。
今日の映学
最後までお読みいただきありがとうございます。
やや辛辣な内容になってしまいましたが、アニメファンではなく、映画ファン目線で正直に述べさせていただきました。

私はMX4Dが今一つハマらないし、鬼滅の刃の映画はファンへの忖度が見えすぎて没頭しづらい。これが素直な感想です。

鬼滅の刃ガチ勢はどう思ったのか気になるねぇ。
とはいえ、猗窩座や炭治郎、胡蝶しのぶのドラマはやっぱり胸を打つものがありますし、MX4Dでもってあの疾走感を演出する小気味いい振動はなかなかのものでした。
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