映画『ダゲール街の人々』を鑑賞しました。
本作はヌーヴェル・ヴァーグを代表する女性監督アニエス・ヴァルダのドキュメンタリー作品です。
本国では氏の代表作であるにも関わらず、日本では2019年にアニエス・ヴァルダの特集上映の1本として初めて公開された作品だそうです。
タイトルにあるダゲール街はパリの14区にある下町。
もちろんパリらしくって、オシャレな雰囲気は漂っているんですが、そこまでキラキラしているわけじゃない。わりと普通の街なんです。
どうしてさして大きな特徴のないこのダゲール街を舞台にしたのかというと、アニエス・ヴァルダ自身の住居であり事務所でもある部屋がここにあるからなんですね。
心底この街を愛しているんだということが映像から伝わってきます。
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なんかもうね、なんでこんなに可愛いんだろうという感じ。
行ったことないのに、この街やそこに住む人々が大変愛おしくなる。
笑顔を撮るのが上手いからでしょうか?
それとも人々が明るそうだからでしょうか?
また、ただただ漠然と商いや暮らしの様子を映すのではなく、楽しい仕掛けもあるんです。
マジシャンが見世物をするシーンがそうなんですが、
楽器屋、肉屋、パン屋、化粧品屋、時計屋、仕立て屋、手品師の出し物とうまくスイッチするのがとても気持ちいいんですよね。
すっかり街の虜になった後に迎える、ラストのモンタージュはたまりませんよ。
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最後までお読みいただきありがとうございます。
![bitotabi](https://www.three-minutes-philosophy.com/wp-content/uploads/2023/07/SP-Studio-4.png)
魔法のような映画です。
![ダニー](https://www.three-minutes-philosophy.com/wp-content/uploads/2022/11/danny.png)
ドキュメンタリーっていいなって思うよね。
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