当ブログでも何度か紹介した「新世界国際劇場」が3月31日をもって閉館することとなりました。
その名の通り大阪の観光名所である新世界にある映画館です。
映画観に関する詳しい説明はこちらの記事を読んでいただければと思います。
こちらの映画館、ただの映画館ではなく、いわゆる「ハッテン場」としての側面も持っている場所なんですよ。
どんなもんか知りたかったので、私も実際に中に入ってきました。
新世界という場所は、ここ10年ほどでガラリと姿を変えました。誰でも入りやすいような大規模な串カツ屋がどんどん増えて、子どもが楽しめるようなアミューズメント施設のようなものまで出来ています。特に外国人観光客を狙って、手裏剣とか弓矢とか、彼らが喜びそうなエンタメに溢れています。
しかし、どれだけ観光地として発展してもメイン通りを1本外れた場所に、この「新世界国際劇場」は堂々と君臨し続けてきたのです。
メインとなる映画の手書き看板、少し脇に隠れた地下ポルノ劇場の妖艶な看板、そしてそのさらに横に佇む女装した人。
新世界という場所は、実は性的マイノリティ、特にゲイの人々に寛容なんです。路地裏にあるスナックの入り口には「会員限定」と書かれていて、それが意味するのは、ゲイの人が集うお店なんですよということになってるんですね。
ですので、ゲイの人がたくさん集う。大通りにはあまりいないけど、ジャンジャン横丁とか、路地裏を歩けば、女装した人と遭遇します。
時代の流れで映画館がなくなってしまうのは、しょうがない。
大阪随一の観光地と化したあの場所に、ポルノ映画の看板が不適切であることも、まあ分かる。
しかし、新世界という町が育んできた、寛容さ。ゲイの人々の拠り所としての存在意義。
それだけは排除されないことを願う。
世間的にリベラルな思想が、攻撃を受けやすい現在。
大阪という町が築いてきたダイバーシティだけは、失わないようにしたい。
4月からはもう二度と名物映画館の手書き看板が見られない。この切ない記憶と共に、忘れてはいけないものが他にもあるのではないだろうか。

















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