映画『アイ・ライク・ムービーズ』を鑑賞しました。
思春期の痛さがもりもりに詰まってて、時には絶句し、時には共感性羞恥を覚える。
でも、愛しく思えて泣けてくる。
非常に感情が忙しい映画です。

解説や感想を綴っていきますね。

まずは作品概要からね。
作品概要
『アイ・ライク・ムービーズ』は2022年にカナダで公開された作品です。日本では2年遅れて2024年に公開されました。
監督・脚本はチャンドラー・レバック。本作がデビュー作になります。本作には監督自身の自伝も含まれているようです。
あらすじは以下の通りです。
カナダの田舎町で暮らすローレンスは映画が生きがいの高校生。社交性がなく周囲の人々とうまく付き合えない彼の願いは、ニューヨーク大学でトッド・ソロンズから映画を学ぶこと。唯一の友達マットと毎日つるみながらも、大学で生活を一新することを夢見ている。ローレンスは高額な学費を貯めるため、地元のビデオ店「Sequels」でアルバイトを始め、そこで、かつて女優を目指していた店長アラナなどさまざまな人と出会い、不思議な友情を育む。しかし、ローレンスは自分の将来に対する不安から、大事な人を決定的に傷つけてしまい……。
作品公式サイトより引用
解説・感想
「映画好きにはたまらない」みたいな感想とか触れ込みの多い本作ですが、ポジティブな面でもネガティブな面でも「たまらない」作品だと感じました。
冒頭でもお伝えした通り、共感性羞恥を覚えるんですよね…。
ぶっちゃけ私は主人公のように高校時代にそれほど映画にのめり込んでいたわけじゃないです。大人になってから映画について語った時、まさにこんな感じで言っちゃってたかもって感じました。
特にあの『パンチ・ドランク・ラブ』のくだり。
「アダム・サンドラーだろ?」
「でも、ポール・トーマス・アンダーソンだ」
ってやつね。気持ちは分かるんですけど、言っても仕方がないというか。自己満足で終わってしまう。
めっちゃ分かるんですよ。絶妙に。多分あんまり映画を観ない人がPTAの映画観てもそこまで感動しないと思いますもん。
『パンチ・ドランク・ラブ』を観ても「プリン食べ過ぎ」だけが感想な可能性も大いにある。だからマシンガンのように解説したくなる気持ちもすごいわかる。
すこしだけ解説しておくと、アダム・サンドラーという俳優は、メロドラマとかラブコメディの象徴のような俳優なんですよ。日本でいうところのキムタクとか佐藤健みたいな感じでしょうかね。
で、ポール・トーマス・アンダーソンは凄い監督だけど、なんというか、一般的な認知度とか人気は低めという感じですかね…。ちょっと日本で例えるのが難しいですけど、濱口竜介が一番近いでしょうか。三谷幸喜とか山田洋二とか堤幸彦とかとはちょっと違う感じ。是枝裕和も近いけど国内認知度がちょっと高すぎるような。
濱口竜介が主演キムタクで恋愛映画作ったってなったら流石に一味違うだろうと期待しますよね?まあそんな感じです。気になる人は鑑賞するか下記の記事を読むかしてみてください。
と、こんな感じで映画の事となると、私も必死でベラベラ語ってしまうわけです。主人公と同じ。
そして若ければ若いほど「自分は何者かになれる」「特別な存在だ」と信じてしまう。
でもこの映画は、そんな思春期の青さとか痛さを描きつつも、好きなことが一筋の希望になったり救いになるということをしっとり教えてくれます。
かつ、我が儘で唯我独尊のように生きても、誰かの支えがあってこそ。そんなことを優しく伝えてくれます。
よく、人生は死ぬまでの暇つぶしで、ゲームと同じなんて言い方をする人がいます。
まあ、それも概ね共感できるんですけど、「だからそこそこに生きればいい」かというと、それは悩ましいところ。
ゲームやってて、自分がプレイするキャラクターを弱いままでプレイすることってあんまりないですよね。レベル上げてなんか技覚えたり、いい装備つけたりして強くなりたいはず。
人生も同じで、現状維持はつまんないですよ。好きなものだけでも、知識いれたり経験したりしてレベルアップした方がいい。
今日の映学
最後までお読みいただきありがとうございます。
『アイ・ライク・ムービーズ』の解説と感想をお伝えしました。

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