映画を繰り返し観るということ

映画

2回以上繰り返し観ている映画って、ございますか?

特に、数か月、年単位の間を空けて鑑賞した経験。

劇場で公開中の映画を繰り返し観るというのは、大いにあると思うんです。

映画館の大スクリーン、大音響で観られるチャンスは今しかない。あるいは、映画を作った人や出演者に貢献したい。あるいは「○回観にいった」という自己満足のため。はたまた特典グッズゲットのため。などなど、理由は多岐に渡るでしょう。

bitotabi
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しかし、今回私が言いたいのはそうではなく、「好きな映画」「自分にとって大事な映画」を長いスパンの中で何度も観ている経験があるかどうかです。

私の場合は、『ニュー・シネマ・パラダイス』や『ロッキー』、『シャイニング』、『七人の侍』、『ロッキー・ホラー・ショー』なんかがパッと思い浮かぶ作品です。

『ニュー・シネマ・パラダイス』なんて特に、いまだにミニシアターや午前十時の映画祭でリバイバルされがちなので、チャンスがある時は必ず観にいくようにしています。

『ニュー・シネマ・パラダイス』を観ると、私は必ず泣いてしまいます。

故郷を旅立って前に進もうとする勇気、年齢を越えた友情、小さな約束を守る情の深さ、映画を愛する心、監督自身の郷愁の念。これらに感銘を受けるからです。

もうオチも細部の展開も何だったらセリフも覚えているのに、号泣してしまう。

ただ感動したいという欲がもちろん先行しているんですが、ドラマチックな映画とはこういうものだと、確認するようなモチベーションで観るという側面もあるのです。自分の軸を正しにいくといいますか。

他の作品にしてもそうです。

『七人の侍』と『ロッキー』は、エンタメとして最高峰でありながら、メッセージ性の深さや細部へのこだわりが凄まじい。

『シャイニング』ほど恐くて美しくて、リテイクにリテイクを重ねて作られた作品はあるのだろうか。

『ロッキー・ホラー・ショー』のように、カルトで興奮をくれるのに、どこか洒落てて映画への愛も詰まっている作品はどうか。

近年の作品にも名作はたくさん生まれていますが、はたして、自分のお気に入りの作品たちと比較したらどうなのか。

そういった確認作業でもあるんです。

また、新たな映画から、刺激や気づきを得たことで、自分が好きな映画の見え方変わるという喜びもあります。

死ぬまでにできるだけ多くの映画を観たい。

この気持ちはもちろん分かります。私だってそうです。

でも、もし貪るように新作、新作となっている時は、一度立ち止まって大好きな作品、かつて大きく心が動いた作品を見直してみましょう。

きっとあなたの映画人としての知見を、より一層深めてくれることでしょう。

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