トーキー映画への過渡期。役者たちはどう向き合ったか。
映画「雨に唄えば」を鑑賞しました。
今作については、流石に何度か観たことがあります。
しかし、ある理由から、どうしても今観ておきたかったのです。
どんな理由なの??
「雨に唄えば」を今こそ観たかったその理由
「雨に唄えば」は、サイレント映画からトーキー映画への転換期を舞台にした映画です。
この設定、2023年2月10日に公開されたデイミアン・チャゼル監督の「バビロン」と同じなのです。
また、デイミアン・チャゼル監督といえば、「ラ・ラ・ランド」が有名で、「ラ・ラ・ランド」の中でも、「雨に唄えば」を意識したシーンがたくさんございます。
「バビロン」でも、間違いなく、「雨に唄えば」に関連したシーンや要素が登場しそうだね!
そう思って、「バビロン」を観る前日に「雨に唄えば」を鑑賞した次第です。
ドンとリーナそれぞれの闘い
「雨に唄えば」では、ジーン・ケリー演じるドンと、ジーン・ヘイゲン演じるリーナが、それぞれサイレント映画のスター俳優として登場します。
「ジャズ・シンガー」というトーキー映画の大ヒットにより、二人はトーキー映画への挑戦を余儀なくされます。
そんな中、ドンは自分が歌って踊って、さらに観客も楽しめるような映画を作るために挑戦をはじめます。
一方のリーナは、ハイトーン過ぎる声により、なかなかうまくいきません。
そんな彼女が選んだ生き残り戦法は、一人の女性を、自分の吹替専門にさせるというものでした。
リーナの行動について
映画の中で、リーナはかなり悪い人間のように表されます。(コメディ作品ということもありますが)
しかし私は、何度観ても、彼女を少し憐れに思うし、生き残るためのストロングさに魅力すら感じます。
自分が映画スターだったとしたら、声が原因で出られなくなることにきっと納得できないし、生き残るために人を利用することだって考えてしまうでしょうからね…。
「バビロン」では
「バビロン」では、ブラッド・ピットが同じように、トーキー映画への転換に悩む様子を描いています。
はたして、彼の向き合い方は、ドンとリーナどちらに近いものであるのか。
非常に気になりますね!
あのシーンは実は
「雨に唄えば」といえば、ジーン・ケリーが雨にうたれながら踊るシーンが最も有名ですね。
あのシーンを撮影する際、ジーン・ケリーは何と40℃の高熱を出していたのだそうです。
なんというパフォーマンスでしょうか…。
冒頭のドンのセリフよろしく、40℃の熱があったって、常に威厳をもつ。
本当に素晴らしい役者ですよね。
今日の映学
最後までお読みいただきありがとうございます!
「雨に唄えば」を今こそ観たかった理由と、映画の見どころを紹介しました。
「バビロン」と比較しながら、ぜひ楽しんでいただきたい作品です♬
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