映画には親子の関係を描いたものが数多くあります。
割と多いのが、子が親やその仕事を支えるケース。
階級や家庭経済、その他何かしらの問題のせいで、やりたいことがあってもなかなか前に踏み出せない。
『リトル・ダンサー』とか『コーダ』なんかがこのタイプ。
一方、親自身が、「自分の子はめちゃくちゃ凄いんだ。俺と違って優秀なんだぜ」と、
子どもの未来のために親がせっせと働くケースもまたあります。
親が子を心の底から尊敬しているパターンですね。
今回の記事では、後者の「俺の子は凄いんだぜ」系映画を紹介します。
親や保護者が子を信じ抜く姿勢、時に優しく、時に厳しくサポートする様に感動を覚えるタイプですね。
なぜなら、私はこっちのタイプが大好物だからです。
どれも面白いから、ぜひ観てみてくださいね!
ブロンクス物語
『ブロンクス物語』はバス運転手のデニーロとギャングに憧れる息子の物語。
『ゴッドファーザー』『グッドフェローズ』など、ギャングっぽい役の印象が強いデニーロですが、本作では正反対。
賢い息子には、自分のような肉体労働でもなく、ギャングでもない、より優れた立場の人間になってほしい。
そんな思いがたっぷり詰まった感動劇。
インター・ステラー
「俺の子は凄いんだぜ」パターンは、親が大学を出てなかったり、ブルーワーカーであったりする場合が多いんですが、『インターステラー』はちょっと違います。
主人公である父親もまた、NASAのパイロットであるため、エンジニアとしてもパイロットとしても学者としても、とっても優秀なんです。
しかし、このそんな父は娘のことを、特に娘の知的探求心を信じ抜く。
信じ抜くという愛の力で、壮大なドラマに繋がっていくんです。
二人の会話や、二人の軋轢もまた、伏線となっていることが多いので、序盤の何気ないシーンも目を離せませんよ。
ニュー・シネマ・パラダイス
『ニュー・シネマ・パラダイス』は、親子の関係ではありませんが、最も今回の趣旨に近い映画だと思います。
舞台は、シチリアの田舎街。
映画が大好きなトトは、街で唯一の娯楽施設「パラダイス座」に毎日通って、映写技師のアルフレードに叱られたり、可愛がられたりして毎日を過ごします。
トトは、歳の離れた親友でもあり、父のいないトトにとっては父代わりでもありました。
大きくなったトトは、自身も映写技師として働いていくつもりでしたが、アルフレードから、
「ここにいるかぎり、自分は世界の中心にいると感じてしまう。この町から出ていけ。二度と帰ってくるな」
と言い渡されます。
トトの映画を愛する気持ちと、才能を誰よりも知っているからこそ放つこのセリフ。涙が出ます。
ロッキー・ザ・ファイナル
『ロッキー・ザ・ファイナル』は、ロッキーの再起だけではなく、親子のドラマも色濃く描いています。
闘うことしかできなかったロッキー。そして大スターである父の陰で霞んでいると自信を持てないまま大きくなってしまった息子。
「自分の価値を信じて、パンチを恐れるな」
「たとえ何があってもお前を愛し続ける」
など、ロッキーが、ジュニアを思う気持ちを多く伝えています。
こちらも観ているだけで魂が震え、心を鼓舞される思いになりますね。
今日の映学
最後までお読みいただきありがとうございます!
「俺の子は凄いんだぜ」系映画を4作品紹介しました。
やっぱり好きですこのタイプの映画。
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