【解説】「ラーゲリより愛を込めて」あのシーンがよく分かる!

戦争映画

戦争を知る入り口として、とても優れた映画です。

映画「ラーゲリより愛を込めて」を鑑賞しました。

正直私は、こういう大手シネコン系の、商業的なキャスティングは好きじゃないです。

おそらく、普段映画を観ないたくさんの層が観にいくであろうと予想しました。

「推しが出てるので…」みたいな声をよく聴きます。

キャスティングとしては、10代~30代。間違いなく若年層がターゲットです。

私が通う、大阪は難波の映画館でも、ほとんど若者で溢れていました。

だからこそ、この映画は戦争をテーマにしているので、内容が非常に気になる。

シリアスな現実に、たくさんの人が向かい合うきっかけとなればよし。

若者が歴史や戦争に興味をもつきっかけになればよし。

大日本讃歌だったらとても残念。

管理人
管理人

検閲のつもりで観に行きました笑

ダニー
ダニー

今回の記事では、今作を観て歴史や戦争に興味を持った人に向けて、時代背景を付け足し、より映画を立体的に解説させていただきます。

管理人
管理人

ただ、戦争反対!ロシア悪い!推しカッコいい!で終わるのはもったいないです!

 



結論 ”いい戦争ドラマ”

まず結論から申し上げますと、「ラーゲリより愛を込めて」は、なかなかいい映画です。

お子さまや、大切な人と一緒に観てもよいくらい、いい感じの戦争ドラマでした。

そこまで旧ソ連を悪く言いすぎることもなく、日本万歳でもなかったので、中道的にドラマを描くことに成功していたのではないかなと。

それでもやっぱり、戦争のことは、知っておいたほうが、映画は面白い

あなたの学びにも繋がります。

私自身も、戦後9年間もソ連の捕虜になった人がいたことを知らなかったし、”ラーゲリ”という言葉の意味も知りませんでした。

この映画に対して、

”ニノかっこよかったね~”

”ケンティ可愛かった~”

”泣けたね~”

で終わりたくないあなたは、続きをご覧ください!

 



そもそも満州国とは

そもそも、主人公らがいた、満州国は、1930年頃に、日本が中国の一部に作った傀儡国家です。

日露戦争戦争に勝利し、第一次世界大戦後に好景気が訪れた日本は、勢いに乗っていました。

英米を中心とした列強国のように、自分たちも植民地や、領土が欲しい!といった思想を持つようになります。

その結果として、満州事変を起こし、満州国を手に入れたのです。

日本も現在のロシアのように、侵略の歴史があることは、覚えておきましょう。

なんだったら、アジアは結構、攻めてます。

 



ソ連はなぜ満州国を襲ったか

では、なぜソ連は満州を攻撃したのでしょうか。

映画の冒頭でも言っていましたが、広島に原爆が投下され、日本の敗戦はほとんど決まっていました。

このどさくさに紛れて、当時のソ連は結構日本を侵攻したそうです。

その一つが満州国。

ソ連は、国が広すぎるので、隣り合う国はいい関係の国であってほしいと思っています。(それは現在のロシアも同じ)

そう、満州国は、ソ連と隣り合う位置にあったのです。

日本からしても、戦争においては要のような場所だったのですね。

また、ソ連は共産主義の国なので、日本のような民主主義の国とは根本的に合わないのです。

だから、攻撃されたというわけでございます。

 



そもそも捕虜って?

では、そもそも捕虜とは何なのでしょうか?

戦争中なんだから、命を奪ってもいいのでは?

と、私も疑問に思いました。

ダメなんです。実は、戦争にも、ルールがあるんですよ…!

それについて調べた内容をこちらにございます👇

この「戦場のメリークリスマス」も素晴らしい作品ですので、戦争についてもっと知りたくなった人はぜひこちらを読んだうえで、ご鑑賞ください👇

 



希望を持って生きるべし

「ラーゲリより愛を込めて」は、何より希望をもつことの大切さを教わりましたね!

家族でも、娯楽でも、犬でもいい。

自分らしく明日を真っ直ぐに生きるために、どんな時でも希望を持っていこうと思えました。

今日の映学

最後までお読みいただきありがとうございます!

管理人
管理人

「ラーゲリより愛を込めて」をより立体的に味わうための解説をしました。

ダニー
ダニー

戦争ドラマが苦手な人こそ、向いているかもしれません!そんなにきつくないので。

お子様にもオススメです!

 

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