モキュメンタリー×異世界ホラー!『きさらぎ駅 Re:』の魅力とルールを徹底解説

映画

公開から大変話題だった『きさらぎ駅Re:』がアマゾンプライムビデオで公開されました。

bitotabi
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ぶっちゃけ色物だと思ってあまり期待せずに観ましたが、これはなかなか白石晃士風味で面白い!特に序盤のモキュメンタリーが良い感じでした。

ダニー
ダニー

詳しく解説していくよ~。最後の方はネタバレ注意!

作品概要・あらすじ

『きさらぎ駅 Re:』(2025年公開)は、ネット都市伝説「きさらぎ駅」を題材にしたホラー映画の続編。前作で異世界から生還した女子高生・宮崎明日香(本田望結)が、再び”きさらぎ駅”へと足を踏み入れる物語。

3年前、明日香は堤春奈(恒松祐里)に助けられ現世に戻ったが、外見は行方不明当時のまま。世間の疑念と誹謗中傷に晒される中、彼女は異世界に取り残された人々を救うべく、再び”きさらぎ駅”へ向かう。そこには、嘘のルール、変化した異界、そして新たな犠牲が待ち受けていた──。



🎥 序盤のモキュメンタリー形式の面白さ

冒頭はテレビ局の密着取材という形で進行し、都市伝説×ドキュメンタリーのリアリティが際立つ構成。

明日香の証言を信じるディレクター角中瞳(奥菜恵)とのやりとりが、観客の視点とリンクし、物語への没入感を高めています。

このモキュメンタリー形式は、現実と異界の境界を曖昧にし、後半のホラー展開への布石として機能。映像に残された“きさらぎ駅への行き方”が、ラストの伏線にもなる仕掛けが秀逸。

bitotabi
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個人的にこの演出が一番面白かったです。

🚉 きさらぎ駅のルールおさらい

本作では前作のルールが再確認されつつ、さらに複雑化。

  • 光る扉を最初にくぐった者は“生贄”となり、2番目に通った者が現世に帰還できる(ただしこれは偽情報)
  • 高い場所にいると“目玉”に認識されず襲われない(高鬼ルール)
  • 誰も助からなかった場合は、記憶を保持したままループ再開
  • 何度でも挑戦可能だが、異界に長くいるほど精神が蝕まれる

この“ゲーム的攻略性”が、ホラーでありながらRTA(リアルタイムアタック)風のスリルを生んでいます。



💥 本田望結がカッコいい理由

前作ではただ助けられる立ち位置だった本田望結。

明日香役の本田望結は、前作よりもアクション性が増し、まさに“異界を駆けるヒロイン”として覚醒。石を持って怪異に立ち向かう姿、堤を突き飛ばして電車に残る決断など、行動力と覚悟が際立つ。

演技も自然体で、20年前の姿のままという設定が彼女の“浮いた存在感”を逆にリアルにしている。セリフの抑揚や目線の強さが、明日香の芯の強さを印象づける。

bitotabi
bitotabi

めっちゃカッコいいです。

ラストについて(ネタバレあり)

ラストでは、明日香が“きさらぎ駅に残る”選択をし、堤を現世に帰します。しかしそれは単なる自己犠牲ではなく、映像に“駅への行き方”を仕込んだ彼女の計画でした。

ネット民が映像からルートを特定し、観光客のように駅へ殺到──異界が“観光地化”するという皮肉な展開。

明日香の表情には「痛みを知らない人間は、痛みを経験すればいい」という冷静な怒りが滲む。

この“復讐でもなく救済でもない”ラストのニュアンスが、Jホラーの枠を超えた人間ドラマとして深みを与えています。

今日の映学

最後までお読みいただきありがとうございます。

『きさらぎ駅Re:』は斬新な演出と、本田望結さんの役のカッコよさが際立つなかなか面白い作品です。

bitotabi
bitotabi

ラストの嫌な余韻も良い感じです!

ダニー
ダニー

白石晃士っぽさがハマる人にはハマるだろうね。

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