『ゴールド・ボーイ』ネタバレなし解説【JOKERよりやばい】

クライム・サスペンス映画

映画『ゴールド・ボーイ』をTOHOシネマズで鑑賞しました。

殺人犯と少年たちが繰り広げる心理戦の行方を描いたクライムサスペンスです。

監督は平成ゴジラ三部作、『デスノート』の金子修介さん。

主演は岡田将生さん、対峙する3人の少年少女を『リボルバー・リリー』の羽村仁成さん、特撮ドラマ『王様戦隊キングオージャー』の星乃あんなさん、『ラーゲリより愛を込めて』の前出燿志さんが演じ、黒木華さん、松井玲奈さん、北村一輝さん、江口洋介さんらが脇を固めています。

ダニー
ダニー

あらすじはこんな感じだよ👇

それは完全犯罪のはずだった。まさか少年たちに目撃されていたとは…。

義父母を崖から突き落とす男の姿を偶然にもカメラでとらえた少年たち。事業家の婿養子である男は、ある目的のために犯行に及んだのだ。

一方、少年たちも複雑な家庭環境による貧困や、家族関係の問題を抱えていた。

「僕達の問題さ、みんなお金さえあれば解決しない?」

朝陽(13)は男を脅迫して大金を得ようと画策する。

「何をしたとしても14歳までは捕まらないよ。少年法で決まってるから」

殺人犯と少年たちの二転三転する駆け引きの末に待ち受ける結末とは……。

https://gold-boy.com/#story
bitotabi
bitotabi

それではここから、見どころを解説していきます!結末に関するネタバレは含みませんので、ご安心ください👍

岡田将生のサイコな演技に注目!

https://gold-boy.com/#cast

本作で岡田将生さんは、富豪の義父母を殺害するサイコパスキラーを演じています。

普段はどちらかというと、コミカルな役が多いので、そちらの印象が強いという方、多いのではないでしょうか。

『ゆとりですがなにか』とかもろにそうですよね。

でも、近年、こういったクセのある役も演じているんですよ。

『星の子』とか『ドライブ・マイ・カー』とかね。

でも、本作ほどクレイジーな役は、今までなかったんじゃないでしょうか。

岡田将生さんは、まずその役を演じるにあたって、「目」を意識するのだそうです。この役の人物なら、どんな目をするだろうなって。

サイコパスキラーはどんな目をしているのか…、注目してみてください!

笑うシーンも、声を荒げるシーンも、ゾッとする演技ですよ。

 



10代俳優の演技にも注目!

『ゴールド・ボーイ』©2024 GOLD BOY

本作に出演する10代の俳優たちにも注目です。

羽村仁成さんは本作の主人公にあたる少年を演じています。

いや、もう、彼の演技は凄まじい。あの役がはまるって、中々の演技力だと思います。これからの活躍に期待が膨らみます。

星乃あんなさんも悲惨な境遇の女の子を見事に演じていますし、前出燿志さんは、絶妙にいそうな地方の少年というか、現代っ子というか…、いい味出してましたね。

 



JOKERより問題作?

私は本作を観て、えげつないストーリー展開に驚きました。

岡田将生さんもそうなんですが、少年たちがかなり犯罪を重ねていくんですよ。

本作、元々は中国のベストセラー小説が原作になっているんですが、日本のドラマに置き換えても、特に問題はなさそう。ていうか、田舎だったらありえそう。そんなリアリティがあるんです。

もっと問題作と騒がれていいのでは?と思ってしまいます。それくらい面白いですし、パワーのある作品です。

かつて世間を賑わせた『JOKER』はR15で、『ゴールド・ボーイ』はPG12。

日本国内でかける分には、『JOKER』より『ゴールド・ボーイ』の方がヤバそうですけど笑

ほんとにそれくらい振り切ってる作品なので、クライム好きにはかなりオススメです。

 



どうして沖縄?

本作の舞台は沖縄です。

日本のどこでも成立しそうな話ですが、どうして沖縄にしたのか、舞台挨拶でこのようにおっしゃっています。

「原作は急峻な崖が犯行現場になっていて、地域社会の中で捜査をかいくぐる部分があります。崖や海という発想から沖縄を思い浮かべ、沖縄を舞台にすると、きれいな部分と隠れている暗黒な部分を同時に描けると思いました」

「日本にはない発想の犯罪で、中国の苛烈な競争社会から生まれてきた話だと思います。そのままの形で映画にするのではなく、日本、さらに沖縄という地域社会に落とし込んで、相違点や矛盾点を減らしていきました。原作はおもしろいのですが、日本に置き換えると不自然なところが少なくありません」

https://www.shizuoka-life.jp/post-5744/

なるほど。確かに沖縄は日本の中でも独特な文化を持つので、違和感少なく描けそうですね。

 



感想

私は本作、実は結構軽んじてました。

サイコパスっっぽい役どころで、「岡田将生の演技がすごい!」程度の映画なのかなって。

しかし、違いました。

本当に凄いのは羽村仁成さんです。

あまり語るとネタバレになるので詳しくは言えませんが、近年の日本映画で最も過激な役であることは間違いありません。

演技力もですが、あの役を最後まで演じ切った覚悟がすごいと思います。

もう、彼はどんなにキツイ設定の役でもできると思いますよ。

それくらい、素晴らしいです。

 



今日の映学

最後までお読みいただきありがとうございます!

映画『ゴールド・ボーイ』の見どころと感想をネタバレなしで解説しました。

bitotabi
bitotabi

10代の俳優たちと岡田将生さんの演技が素晴らしい作品です。

ダニー
ダニー

特に羽村仁成さんは大注目だね!

 

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