モータースポーツの最高峰、F1。
その速さ、その戦略、そして何よりもドライバーたちの命をかけたドラマに、あなたは魅了されたことがありますか?
もしそうなら、この映画はあなたをF1のコックピットへと誘い、想像をはるかに超える興奮を体験させてくれるでしょう。
そして、もしF1をよく知らないとしても、ご安心ください。
ブラッド・ピットが、あなたを究極のスピードの世界へと引き込みます。

今回は、ブラッド・ピット主演の超話題作『F1/エフワン』の魅力を深掘りしていきます!ネタバレなしです!

撮影の裏側や、F1レースの情報も紹介するよ!
作品概要
ブラッド・ピット主演、F1の世界を舞台にした最新アクション超大作『F1/エフワン』は、映画史に残るド迫力のレースシーンと、人間ドラマが融合した注目作です。
『トップガン マーヴェリック』を手がけたジョセフ・コシンスキー監督とジェリー・ブラッカイマーの強力タッグが実現。
さらにF1界のレジェンド、ルイス・ハミルトンがプロデューサーとして名を連ねていることでも話題を呼んでいます。
あらすじ
かつて天才と呼ばれた伝説のF1レーサー、ソニー(ブラッド・ピット)が、再びサーキットに戻ってきた。誰よりもレースの過酷さを知る男が現役復帰を果たした先は、まさかのどん底の最弱チーム。しかし、常識破りなソニーの振る舞いに、自信家のルーキードライバー・ジョシュア(ダムソン・イドリス)やチームメイトたちは困惑し、度々衝突を繰り返す。バラバラなチーム、そして、最強のライバルたち。敗北が濃厚となる中、ソニーの常識破りの作戦が最弱チームを導いていく――!果たして彼らは、その無謀とも言える賭けで逆転できるのか?それぞれの情熱と誇りを胸に、命がけで夢<スピードの頂点>へ挑む!
ブラッド・ピットのカッコ良さを再認識!これぞ王道ヒーロー像
この映画を観て、改めてブラッド・ピットの圧倒的なカッコ良さを再認識した人は少なくないでしょう。年齢を重ねてさらに深みを増した彼の魅力は、まさに「男の色気」の極み。経験豊富なベテランドライバーとして、若手を見守り、時に厳しく、時に優しく導く姿は、まさに私たちの求める王道のヒーロー像そのものです。

この辺りは『トップガン・マーヴェリック』に通ずるものを感じました。
特に、手に汗握るレースを終え、興奮冷めやらぬまま部屋でヒロインを迎えるシーンは、たまらなくセクシーで印象的でした。苦難を乗り越えて掴んだ勝利の余韻と、包み込むような彼の眼差しには、多くの女性が心を奪われたのではないでしょうか。

ブラッド・ピットは引退撤回か?
一時期、『BABYLON』のプロモーション時に「キャリアの最終学期」といった発言で引退が囁かれましたが、今回の『F1/エフワン』の出演、そして精力的なプロモーション活動を見れば、ブラッド・ピットの引退はまだしばらくないと見て間違いないでしょう。
彼自身も後に「言い回しが悪かった」と釈明しており、キャリアの新たなステージへ進むことを意味したかったようです。
俳優としてだけでなく、プロデューサーとしても活躍し続ける彼が、これからもどんな魅力を届けてくれるのか、期待は高まるばかりです。
スタントはどこまでやってる?驚異のリアルさの秘密!
この映画の最大の衝撃の一つは、その圧倒的なリアルさにあります。特にレースシーンでは、ブラッド・ピット自身が驚くほど多くのドライビングをこなしているんです。

- 俳優自身が特注マシンを運転! ブラッド・ピットとダムソン・イドリスは、F1マシンに近い性能を持つ特注のフォーミュラカーを実際に操縦するために、徹底的なトレーニングを積んだそうです。彼らが本当にハンドルを握っているからこその、あの迫力と臨場感が生まれています。
- 本物のF1カーにカメラ搭載! 『トップガン マーヴェリック』で培われた革新的な技術がさらに進化し、なんと本物のF1メルセデス製マシンに特製の超小型カメラを搭載して撮影が行われました。
危険なクラッシュシーンなどはCGやスタントの専門技術も用いられているでしょうが、俳優たちが文字通り命懸けでF1を運転しているという事実に、本当に驚かされます。
F1の全面協力が実現したリアルな世界観
この映画の臨場感と迫力は、F1の全面的な協力なしには語れません。製作陣とF1側が密接に連携することで、これまでになかったレベルのリアルなF1映画が誕生したのです。
- F1の統括団体FIAの全面協力! 国際自動車連盟(FIA)が製作に深く関わり、F1の公式なルールや運営に則った形で撮影が実現しました。これにより、F1の真髄に迫る描写が可能になっています。
- 本物のF1チームも参加! 特にメルセデスF1チームが技術的なサポートを行い、映画のために特別に改良されたF1マシンが使用されました。これは、単なるレプリカではない、本物のF1の息吹を感じさせる映像に直結しています。
- 実際のF1グランプリ開催中に撮影! 通常の映画では考えられないことですが、F1の実際のレース開催中に、世界各国のサーキットで撮影が行われました。これは、まさに「本物の現場」でしか撮れない迫力を追求した結果です。
- F1レジェンド、ルイス・ハミルトンもプロデューサーとして参加! 現役F1ドライバーである彼が製作に加わることで、F1の専門知識やリアルな視点が映画に深く反映されています。
これらの全面協力体制が、観客に「まるでF1カーに乗っているかのような」究極の擬似体験を提供しているのです。

F1における「セカンドドライバー」とは?
映画の中でも、ブラッド・ピット演じるソニーが若手ドライバーを指導する姿が描かれていますが、F1には「セカンドドライバー」という重要な役割があります。
F1の各チームは2台のマシンを走らせ、それぞれにドライバーが1人ずつ乗ります。一般的にチーム内では、その2人のドライバーに「ファーストドライバー(エースドライバー)」と「セカンドドライバー」という役割分担がされることが多いです。
セカンドドライバーの役割は、単にファーストドライバーより速く走ることだけではありません。チーム全体の勝利や目標達成のため、多岐にわたる重要な役割を担っています。
- コンストラクターズタイトルへの貢献: チームの総合成績である「コンストラクターズタイトル」は、2台のマシンが獲得したポイントの合計で決まります。セカンドドライバーは、着実にポイントを獲得し、チーム全体の勝利に貢献することが求められます。
- ファーストドライバーのサポート: レース中や戦略において、ファーストドライバーをサポートする役割を担うことがあります。例えば、ピットインの際にライバルを抑えたり、スリップストリーム(空気抵抗の軽減)を提供したりして、ファーストドライバーに有利な状況を作り出すことも。
- マシンの開発とフィードバック: 新しいパーツやセッティングを試したり、マシンの挙動について詳細なフィードバックをチームに提供したりすることで、マシンの開発を促進する重要な役割も担っています。
チームによっては明確な序列を設けず、両ドライバーを対等に扱う「ジョイント・ナンバー1」という考え方もありますが、いずれにせよ、2人のドライバーの協力なしにはF1のトップを走ることはできません。
F1で優勝するには?「単一レースの勝利」と「年間チャンピオン」の複合戦
F1における「優勝」には、大きく分けて二つの意味がある。一つは「各グランプリレースでの優勝(勝利)」、そしてもう一つが、年間を通して最も優れたドライバーに与えられる「ドライバーズチャンピオン(年間総合優勝)」です。映画で描かれるような一戦ごとの勝利も重要ですが、F1の真の目標は、シーズンを通して戦い抜き、年間チャンピオンの座を勝ち取ることにあります。
F1は、世界各地のサーキットで開催される複数のレース(グランプリ)で構成されるシリーズ戦。各グランプリで上位に入賞したドライバーとチームには、順位に応じたポイントが与えられます。
順位 | ポイント |
1位 | 25点 |
2位 | 18点 |
3位 | 15点 |
4位 | 12点 |
5位 | 10点 |
6位 | 8点 |
7位 | 6点 |
8位 | 4点 |
9位 | 2点 |
10位 | 1点 |
そして、シーズンの最終戦が終わった時点で、最も多くのポイントを獲得したドライバーが「ドライバーズチャンピオン」に、2台のマシンが獲得したポイントの合計が最も多いチームが「コンストラクターズチャンピオン」に輝きます。
したがって、F1で真に「優勝する」ためには、単に一発の速さだけでなく、以下の「三位一体」がシーズンを通して高いレベルで発揮される必要があります。
- トップドライバーの能力: 絶対的な速さ、ミスをしない安定性、レース展開を読む洞察力、そしてプレッシャーに打ち勝つ精神力。これらが揃って初めて、ドライバーは勝利を掴むことができる。また、状況に応じて最適なドライビングスタイルを適応させる柔軟性も重要だ。一戦一戦で着実にポイントを積み重ねる力が求められる。
- 高性能なマシン: F1は技術開発の最先端をいくモータースポーツだ。空力性能、エンジンのパワー、サスペンションのセッティング、タイヤとの相性など、あらゆる面でライバルを凌駕するマシンがなければ、どんなに優れたドライバーでも勝つことは困難だ。映画でも描かれているように、シーズンを通して進化し続けるマシン開発の重要性がよく分かる。
- 完璧なチーム戦略とピットワーク: レース中にどのタイミングでピットインするか、どのタイヤを選択するか、セーフティーカー導入時の判断など、チームの戦略が勝敗を大きく左右する。また、わずか数秒でタイヤ交換を完了させるピットクルーの正確で迅速な作業も、勝利には欠かせない。年間を通して一貫した質の高い戦略と、それを実行するチームワークが、ポイント獲得を最大化する。
この映画でも、ブラッド・ピット演じるソニーが単に速いだけでなく、豊富な経験と戦略的な判断でチームを勝利に導こうとする姿が描かれます。F1は、まさに人間と技術、そしてチームワークのすべてが試される究極のモータースポーツなのです。
レースの最後は手に汗握る!速度と緊張感を擬似体験できる
最終レースの展開は、まさに手に汗握るの一言!
F1特有の高速バトル、戦略的なピットストップ、そして息をのむようなオーバーテイクの応酬が繰り広げられ、スクリーンに釘付けになる。

特に、クライマックスにおける主人公ソニーの運転シーンにはある特別な演出があって、もう鳥肌が立ちました。没入感がすごいです。
F1をあまり知らない方でも、その速度と緊張感は肌で感じられるはず。まるで自分がコックピットにいるかのような究極の擬似体験を味わえるでしょう。
MX4Dで観た感想:ぶっちゃけ普通のシアターでいいかも?
今回、MX4Dで鑑賞しましたが、正直なところ「普通のシアターで十分だったかな?」という感想です。あまり揺れを感じるシーンがなく、もっと激しい振動や傾きを期待していただけに、少し物足りなさを感じました。
ただ、シャンパンファイトのシーンで水が飛んできたのは、個人的にはちょっと「ん?」となりましたね(笑)。演出としては面白いかもしれませんが、顔に水がかかるのは少し不快に感じる人もいるかもしれません。
もし、F1の究極の臨場感を求めるなら、IMAXなどの大画面・高音質シアターで観るのがベストだと感じました。
ハンス・ジマーの音楽も秀逸!
そして、この映画を語る上で欠かせないのが、巨匠ハンス・ジマーが手掛ける音楽です。『トップガン マーヴェリック』でも監督と組んだ彼が、今回もF1のスピード感とドラマ性を完璧に表現しています。
彼の音楽は、単なる背景音楽にとどまらず、エンジンの轟音やタイヤのスキール音と一体となり、レースの興奮を最高潮に高めます。また、人間ドラマの部分では、繊細で心に響くメロディが、登場人物たちの葛藤や絆をより深く描き出しています。鑑賞後は、思わずサウンドトラックが欲しくなってしまうほどでした!
今日の映学
最後までお読みいただきありがとうございます。
『F1/エフワン』は、単なるレース映画ではありません。
ブラッド・ピット演じるソニーと若きジョシュアの絆、F1という極限の世界での人間ドラマ、そして「本物」を追求した映像と音響。
そのすべてが、あなたを熱狂の渦に巻き込むこと間違いなしです。
劇場を出た後も、エンジンの轟音と興奮が耳に残るような、そんな体験が待っていますよ。

何より、ブラピのヒーロー像。たまりません。こういうのを待ってましたという感じ。

ぜひ、この感動をスクリーンで味わってください!
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