シネマート新宿でリバイバル上映でかかっていたのを観にいったのが、『クラッシュ』の初めての鑑賞でした。小さい方のスクリーンの最前列。2021年のまだコロナショックの影響が続く中でしたが、たくさんの観客と共に観た印象です。人気があり過ぎて、ギリギリにチケットを買いに行ったら最前列しか残ってなかったような気がします。
『クラッシュ』というタイトルの映画は、2本有名なものがあって、1つは2005年の感動ドラマで、もう1つは1996年のデヴィッド・クローネンバーグによるもの。
今回紹介するのは後者です。

私にとって、初めてのクローネンバーグ作品だったかもしれません。この映画を観てから徐々に、彼の作品を観ていったような気がします。
クローネンバーグと言えば、ボディホラー。でも、本作はホラーじゃない。モンスターも異形の者も登場しません。
だからこそ、妙に彼の作品の中で印象に残ってしまうのかもしれません。もの凄くねじれたラブストーリーのような、人間ドラマのような。とにかく複雑です。
こんな映画があるのか…と面食らって劇場を去ってからはしばらく放心してしまいましたね。
自動車事故を起こしてから、自動車事故に性的興奮を覚えるようになってしまう。文字にすると「そんなことあり得るのか?」と思えてしまうんですが、映画で観ると「こういう世界もあるのかもな」なんて思えてくる。不思議な力強さを持っています。かといって、「自分も試してみようか」なんて思いには一切至らない。超越した世界観という点では、やはりクローネンバーグらしいのかもしれませんね。
本当になんというか、説明の難しい作品です。このシネマートでの鑑賞以降、私も一度も観てないです。何度も観たいと思うような映画ではない。
でも、好きな作品トップ100には入ってしまう。観る価値も残す価値も強く感じる作品。ぜひ一度観てみてほしいです。

何の解説にもならなくて、申し訳ありませんが、それも観てもらえれば分かると思います。
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