ラストシーンがたまらない映画【ドラマ編】

映画

映画のラストシーンは、観客の心に深く残り、作品全体の印象を決定づける重要な要素。

感動、衝撃、希望、そして余韻。

今回は、そんな忘れられないラストシーンを持つ珠玉のドラマ映画5選をご紹介します。

bitotabi
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物語の結末を知った上で、もう一度最初から観返したくなる、そんな魅力に満ちた作品ばかりです。

ダニー
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どのラストもすっごいよ!


『ゴッドファーザー』 (1972年)

  • 監督: フランシス・フォード・コッポラ
  • 脚本: マリオ・プーゾ、フランシス・フォード・コッポラ
  • キャスト: マーロン・ブランド、アル・パチーノ、ジェームズ・カーン、ロバート・デュヴァル
  • 受賞歴: 第45回アカデミー賞作品賞、主演男優賞、脚色賞
  • あらすじ: ニューヨークを牛耳るマフィア、コルレオーネ・ファミリーの物語。ドン・ヴィトーの引退後、末っ子のマイケルがファミリーの跡目を継ぎ、冷酷なボスへと変貌していく様を描く。
  • ラストシーン: マイケルが新たなドンとして君臨し、彼の妻ケイがその姿を目の当たりにする。彼を「神父」と呼ぶ部下たち。そして、彼らがマイケルに忠誠を誓う中、ケイの目の前でゆっくりとドアが閉ざされる。これは、マイケルがマフィアのボスに成ったことを示唆している痺れるショットです。

『バビロン』 (2022年)

  • 監督・脚本: デイミアン・チャゼル
  • キャスト: ブラッド・ピット、マーゴット・ロビー、ディエゴ・カルバ
  • 受賞歴: 第80回ゴールデングローブ賞作曲賞
  • あらすじ: 1920年代のハリウッドを舞台に、サイレント映画からトーキー映画への過渡期を生きる人々の狂乱と栄枯盛衰を描いた壮大な物語。
  • ラストシーン: 映画人として挫折し、ハリウッドを去っていた主人公マニーが、年月を経て再びハリウッドへ戻ってくる。彼は偶然入った映画館で、ミュージカル映画『雨に唄えば』を観る。その作品が、トーキー映画への変遷期に夢破れた人々へのオマージュであることに気づいたマニーは、自身の人生と映画の歴史を重ね合わせる。その後、サイレント時代から現代に至るまでの映画史をモンタージュで描くことで、今日の映画が多くの人々の成功と挫折の上に成り立っていることを力強く示唆しています。




『ショーシャンクの空に』 (1994年)

  • 監督・脚本: フランク・ダラボン
  • キャスト: ティム・ロビンス、モーガン・フリーマン
  • 受賞歴: 受賞歴はないものの、映画史に残る傑作として広く知られている。
  • あらすじ: 妻殺しの罪でショーシャンク刑務所に投獄された銀行家のアンディが、希望を失わず、自由を求めて長い歳月をかけて脱獄を計画する。
  • ラストシーン: 刑務所から脱獄したアンディが、約束の地であるメキシコのとある海岸で、出所したレッドと再会を果たすシーンは、友情と希望の光に満ちている。モーガン・フリーマンの語りが加わることで、感動は最高潮に達します。




『ニュー・シネマ・パラダイス』 (1988年)

  • 監督・脚本: ジュゼッペ・トルナトーレ
  • キャスト: フィリップ・ノワレ、サルヴァトーレ・カシオ、ジャック・ペラン
  • 受賞歴: 第62回アカデミー賞外国語映画賞、第42回カンヌ国際映画祭審査員特別グランプリ
  • あらすじ: 映画技師アルフレードと少年トトの世代を超えた友情を描いた物語。映画に魅せられたトトが、アルフレードの助言で故郷を離れ、やがて成功した映画監督になる。
  • ラストシーン: 故郷に戻ったトトが、アルフレードの遺品であるフィルムの箱を開ける。中には、アルフレードが検閲によってカットした様々な映画のキスシーンだけを集めたモンタージュが収められていた。トトが涙を流しながらその映像を観るシーンは、二人の絆と映画への深い愛を感動的に描いています。幼い頃の約束を大事に覚えて守ってくれる。アルフレード最高です。

『アフター/サン』 (2022年)

  • 監督・脚本: シャーロット・ウェルズ
  • キャスト: ポール・メスカル、フランキー・コリオ
  • 受賞歴: 2022年英国アカデミー賞脚本賞ノミネートなど
  • あらすじ: 11歳のソフィが父と過ごしたトルコでの夏休み。その甘く、そしてどこか切ない思い出を、30歳になったソフィが振り返る。
  • ラストシーン: 大人になったソフィが、当時父親がハンドカメラで撮影した映像を観ている。その映像の中で、父親は廊下の向こうのドアへと去っていく。この曖昧で幻想的なシーンは、父の死という喪失感と、彼への永遠の愛と追憶を美しく表現しています。切ないです。胸がぐーーッとなります。でもいいんです。

今日の映学

最後までお読みいただきありがとうございます。

これらの映画のラストシーンは、物語の結末であると同時に、観客に深い問いを投げかけ、時には救いを与え、そして何よりも心に強く残る感動を生み出しています。

映画を観た後も、その余韻に浸り、登場人物や作り手たちの人生に思いを馳せること。

bitotabi
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それが、映画が持つ大きな魅力の一つだと言えるでしょう。CGやドキドキだけで出るアドレナリンよりも、価値があるのではないでしょうか。

ダニー
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