『劇場版 ほんとうにあった怖い話〜変な間取り〜』タイトルで判断してはいけない、予想外の快作

ホラー映画

劇場版 ほんとうにあった怖い話〜変な間取り〜』をアマゾンプライムで鑑賞しました。

最近って、「変な間取り」や「ほんとうにあった〜」といったタイトルのホラー作品が世の中に溢れていますよね。

鑑賞前は「またよくある感じかな?」と少し構えていたのですが、実際に観てみると良い意味で期待を大きく裏切られました。

何より、好きな芸人の一人であるマユリカ阪本が主演の一人を務め、さらにみなみかわも出演しているということで注目していましたが、これが非常に見応えのある一作だったのです。

本作は、ある家で起きた出来事を3つの映像記録とドラマで描くオムニバス形式。徐々にその家の怪異や、その奥底に潜む「原因」が浮き彫りになっていく構成が見事でした。

bitotabi
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今回は、「複雑な因縁を紐解くストーリー」である本作の魅力をたっぷりとご紹介します。

ダニー
ダニー

芸人たちの演技にも必見だよ!


■ 作品概要

本作は、投稿された恐怖体験をもとに、3つのエピソードで「或る家」に刻まれた違和感を描き出す新奇なオムニバスホラーです。

■ あらすじ

一見どこにでもある平凡な一軒家。しかし、その家で起こった出来事を辿っていくと、いたるところに奇奇怪怪な違和感が浮かび上がってきます。物語は、その家にまつわる3つの異なる時期の断片で構成されています。

  • エピソード01「禁じられた部屋」:2002年、民宿の「間取り図にない開かずの間」に踏み込んでしまった姉妹の記録。
  • エピソード02「話し相手」:2023年、妻を亡くした男・亮太(マユリカ阪本)が、AIアプリに溺れていく中で起きる悲劇。
  • エピソード03「林に埋まった映像」:2018年、一家心中のあった家を探索する心霊配信グループの記録。

それぞれの時代を繋ぐミッシングリンクとして浮かび上がる、家の持ち主(みなみかわ)という存在。バラバラに見えた3つのエピソードが重なり合ったとき、その家が呪われることになった「想像を絶する事実」が判明します。




■ ここが面白い!3つの注目ポイント

1. 阪本の「イかれた」演技と、みなみかわの不気味な存在感

エピソード02で主演を務める阪本は、孤独ゆえにAIに執着していく男を熱演。単なる被害者ではなく、彼自身の振る舞い自体に「狂気」を感じさせるキャラクター設定が非常に斬新でした。 また、物語の鍵を握る人物として登場するみなみかわ。彼が放つ独特の「得体の知れない空気感」が、家全体を包み込む不穏なムードをさらに加速させています。

2. 複雑な過去を紐解いていくストーリーの妙

それぞれの時代の映像がパズルのピースのように組み合わさり、ひとつの大きな真実に向かっていく構成が秀逸です。なぜその間取りなのか、なぜその場所にその部屋があるのか。家の中に隠された違和感から過去の因縁を暴いていく展開は、片時も目が離せません。

3. 「呪いの理由」がハッキリわかる納得感

ホラー作品にありがちな「結局なんだったの?」という投げっぱなし感はありません。物語のラストで、なぜこの家が呪われているのか、その理由が点と線で繋がるようにハッキリと提示されます。伏線回収の質が高く、鑑賞後の満足感が非常に高いポイントでした。


今日の映学

最後までお読みいただきありがとうございます。

タイトルこそトレンドを意識したものですが、その中身は人間の狂気と複雑な因縁を深く掘り下げた、非常に見応えのあるホラーでした。

マユリカ阪本の「イかれた」熱演、そしてみなみかわが見せる静かな不気味さ。

bitotabi
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芸人ファンならずとも、質の高いホラー・ミステリーを求めている方にぜひおすすめしたい一作です。

ダニー
ダニー

結末はきっと予想できないよ!

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